目次
PLX(Plexcoin/プレックスコイン)の概要
通貨名称 | PLX(Plexcoin/プレックスコイン) |
---|---|
最大発行数 | 10億枚 |
公開日 | 2017年8月 |
公式サイト | https://www.plexcoin.com/ |
ホワイトペーパー | – |
PLXの特徴や目指しているもの
PLXは、最新テクノロジーを導入して一般ユーザーへの広い流通を目指す暗号資産です。政府や銀行などの中央集権的な機関に依存せず、個人の意思で直接取引ができる暗号資産です。
PLXの仕組み
PLXはプライベートな高速送金を実現する暗号資産です。既存の暗号資産と基本的な仕組みは似ていますが、先発組と比べて、安全性と利便性の両面で優れています。現金は人の手によって盗まれたり、紛失したりすることがありますが、PLXはそのような心配はありません。Plexウォレットで、世界中どこからでも安全に通貨を管理できます。
Plexウォレットは、PLXをそれ以外の通貨と交換する機能があるため、他の暗号資産ユーザーにとっても使いやすい作りになっています。購入時には5%のボーナスが付くことも魅力の1つでした。
暗号資産をめぐる証券化問題
米国や日本では、証券化問題と呼ばれる「暗号資産は通貨なのか有価証券なのか」という議論が活発です。有価証券とは特定の財産を保有していることを示す証書のことで、具体的には株式や債券、あるいは小切手などが該当します。
暗号資産が有価証券と認められれば、各国の有価証券の取引を規制する法律が適用され、インサイダー取引や価格操作、買い煽りのマーケティングなどは禁止されます。
しかし、もしトークンや暗号資産が有価証券と認められてしまうと、今よりも厳しいルールのもとで運営しなければならないため、プロジェクトチームにとっては必ずしも歓迎すべき事態であるとはいえません。
PLXがスケープゴートにされた証券化問題
2017年12月には米国証券取引委員会(SEC)内の法規執行局のサイバーユニットによって、PLXのICO責任者であるドミニク・ラクロワらが起訴されました。ラクロワらはこのICOによって一ヶ月で約13倍のリターンが得られると謳っており、インターネットを通じて米国を含む多くの投資家に向けて販売していました。
SECは投資によって生まれる利益の源泉が、発行元のPlexCorps 社の選定する投資によるリターンとしていたことから、このトークンを有価証券と判断。無登録で有価証券の募集を行ったとして起訴に至りました。
SECは実際にはPlexCorps社のチームなるものが投資を選定するとしていたこと、カナダでは違法行為常習者として有名なラクロワ氏の名前を隠していたこと、集めた資金を自宅の改装に使っていたことなどを理由に、証券詐欺行為であると判断し、ラクロワ氏の行為を永久に差し止めるとともに、投資家から集めた1500万ドルの資金を没収と利息の追徴などを求めました。
今回は特別悪質だったPLXが矢面に立つことになりましたが、他のトークンも安穏とはしていられません。各プロジェクトがどのように証券化を回避するか、今後も注目が集まります。
PLXの将来性
現時点では、将来性はないと考えています。前述の通り、ICO責任者の起訴という形で味噌がついてしまったからです。特別優れた性能があれば巻き返しもあり得たのかもしれませんが、正直なところこれといってみるべきところはありません。これに投資するお金があるならば、他の暗号資産を買うことをおすすめします。
PLXが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに海外取引所に上場していますので、気になる方はそちらを購入するといいでしょう。
PLXが購入できる海外の取引所一覧
- –