ONTの特徴や将来性、ONTが購入できるおすすめの取引所

ONTの今後の将来性

ONT(Ontlogy/オントロジー)の概要

通貨名称 ONT(Ontlogy/オントロジー)
最大発行数 10億枚
公開日 2017年11月
公式サイト https://ont.io/
ホワイトペーパー

ONTの特徴や目指しているもの

ONTは、中国のOnchain社が立ち上げた、情報収集・管理システムを構築するためのプラットフォームです。今話題の中国版イーサリアムとして知られるNEOをベースに作られた、Nep5トークンの1つでもあります。

中国で進む個人情報管理システムの構築とその死角

中国ではスマートフォンをはじめとする情報端末の普及にあわせて、個人の信用情報を蓄積して個人の社会的信用度(ソーシャル)を判断するシステムの構築が進んでいます。このシステムを支えるのが、幾つかの企業が提供するアプリです。

中国人民の信用情報を一手に掌握するアリババ

例えばアリババグループの「アリペイ」は、送金・決済アプリであると同時に、その取引データを活用した信用情報管理システム「芝麻信用」を提供しています。

アリペイは日常の支払いにだけではなく、中国人民の日常生活のさまざまな支払いに浸透していて、その取引情報は収集・管理されて格付けがされて、その数値に基づいて与信や金利優遇の判断がされています。一定以上の信用度を得られればさまざまな優遇措置が受けられ、反対に水準を下回るとさまざまな面で不利益が発生します。

より安全な信用情報を管理するためのプラットフォーム

芝麻信用は国民管理に極めて便利なシステムですが、個人情報の重要な部分をアリババという一企業が独占するというデメリットがあります。少数の企業が個人情報を管理するのはデータ流出のリスクを高めるだけでなく、プライバシーの問題にも発展しかねません。

ONologyはこうした大切な個人情報を分散型ブロックチェーンで管理することによって、より安全に運用していくためのものです。

ONTの特徴とNEOとの深い関係

企業がブロックチェーンの分散型ネットワークを利用できるようにインフラを用意する(プラットフォームになる)のが、ONTが目指しているものです。ブロックチェーンの知見がない企業がブロックチェーンの技術を取り入れることで、契約や業務の遂行をよりスピーディに安全にできるようになる。それを後押しするのがONTのミッションです。

ONT創業者はNEO創業者として知られるDe Hongfei氏です。どちらも協力してブロックチェーンを世の中に普及させていくとともに、経済の発展に貢献することを目指しています。NEOカウンシル(評議会)は全ONTのうち10%を保有するなど、両者には切っても切れない縁があります。すでにONTの技術開発・事業展開においてNEOとの正式協力も発表されていて、将来的にOnologyとNEOは統合される予定です。

コンセンサスアルゴリズムにOCEを採用

ONTはコンセンサスアルゴリズムに、NEOで採用されているdBFTにVirtual Routing and Forwarding(VRF)というネットワーク技術を統合したOntorand Consensus Engine (OCE)を採用しています。スケーラビリティ問題の課題を克服して、ブロック生成時間は約20秒と高速化することを可能にしています。

Nep5トークンの1つに数えられる

Nep5はNEOベースで開発されたトークンの共通仕様です。Nep5トークン間でウォレットを共有できたり、一定の安全性が期待できるといったメリットがあります。共通仕様を設定すれば開発者もゼロベースで作る手間がなくなり、ユーザーの利便性も向上するなどのメリットはたくさんあります。

Onologyの2大プロジェクト

Onologyのプロジェクトは「チェーンネットワーク」および「トラストエコシステム」に分類されています。チェーンネットワークはメインネットの構築やシャーディングなど、ブロックチェーンの機能を整えるための作業です。

一方、トラストエコシステムは、チェーンネットワークによって整えられたブロックチェーンを活用し、具体的なアプリを開発するための作業です。公式Webサイト上のロードマップでは、これらの作業は2020年に開発することになっています。

かなり先の話なのでなんとも言えませんが、この予定通りに計画が遂行されれば、Onologyはかなりの価値を持つことになるでしょう。

ONTの将来性

ONTの将来は比較的明るいと考えられます。まず、CEOがNEO開発者ですので、安心感があります。技術力、知名度、ともにこれからも成長していきことが期待できます。チームを見てみると、メンバーは39名ととても多く、安心感があります。多くのブロックチェーン系企業やベンチャーキャピタルをパートナーにしているのも大きな強みです。

また、将来的にNEOと統合すると言われていることもメリットです。開発者が同じですから不思議ではないのですが、多大な影響力を持ち、中国版イーサリアムといわれるNEOとの統合はONTの飛躍を後押しします。「いずれNEOと統合されるなら、今のうちにONTを買っておこう」と思う人は少なくないのではないでしょうか。

ONTが日本に上場する可能性

NEOのパートナー通貨ですので、日本の取引所に上場してもおかしくないのですが、
今のところ、日本の取引所に上場するというニュースありません。2018年度中には上場しそうな気がしますが、購入の際は海外の取引所を利用してください。

ONTが購入できる海外の取引所一覧

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