仮想通貨NXSとは?NXSの特徴や今後の将来性を詳しく解説

仮想通貨NXSとは?特徴や将来性を詳しく解説

NXSの概要

通貨名称 NXS(Nexus)
最大発行数 7800万枚
公開日 2015年1月
公式サイト https://nexusearth.com/
ホワイトペーパー https://nexusearth.com/white-paper/

NXSの特徴や目指しているもの

NXS(ネクサス)は中央集権型システムからの完全なる脱却を実現するためのプラットフォーム「Nexus」上で使用される仮想通貨です。これまでの仮想通貨は分散型への転換を謳いつつも、実際には部分的に中央集権型システムを残しているものが多かったのですが、NXSはそれらの仮想通貨とは一線を画しています。

航空宇宙関連産業との提携を図るなど、着々とその基盤を整えつつあります。

中央集権システムとは?

中央集権型システムとは、簡単に言えば、中心となる管理者が存在するシステムです。一般的な企業は出資者や経営者を中心とする中央集権型システムですし、国家もその国の政府を中心とする中央集権型システムです。

法定通貨も政府や中央銀行を中心とする中央集権型システムです。このシステムのもとでは、政府や中央銀行が、ある程度自らの意思に沿って貨幣供給量や財政政策をコントロールします。

中央集権型システムは意思決定を迅速に行えるなどのメリットもありますが、管理者に権限と情報が集中し、不正が起きやすく発覚しにくいなどのデメリットもあります。

一方、ビットコインのように、中心となる管理者が存在しないシステムは分散型システムと呼ばれます。分散型システムは中央集権型システムとは相反する概念であり、中央集権型システムと比べて公平で、恣意的な判断に左右されづらい点が強みです。

Nexusはビットコインよりも更に高度な分散型システムであり、最終的には「Nexus Earth」という世界を構築しようとしていています。Nexus Earthはソフトウェアとハードウェアを活用することによって、より公平で、貧富の差に関係なく誰もが利用できる、といったような意味を持ちます。

Nexusの4つの特徴

Nexusの大きな特徴として、以下の4つが挙げられます。

①ASIC耐性

ASIC耐性とは、ASICと呼ばれる高額・高性能なコンピュータでのマイニングを防ぐ仕組みのことです。ビットコインを筆頭とする多くの仮想通貨は現状、ASICでマイニングされています。昔はASICよりも性能の低い(マイニングには適さない)CPUでもマイニングできたのですが、競争激化に伴いCPUマイニングは通用しなくなりました。

このような環境のもとでは必然的に高額なASICを保有できる大手マイニンググループにマイニングが集中します。これは分散型の理念とは反する現象です。この問題を解決するために、NexusはASIC耐性を導入しています。

ASICはハッシュ関数が1つのときにはその性能をフルに発揮できますが、2つ以上になるとその役割を果たせなくなります。NXSはハッシュ関数を3種類に増やすことによってASIC耐性をつけており、より多くのマイナーにマイニング参加を促します。

②スケーラビリティ問題の解決

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンのブロックサイズに上限がある結果発生する諸問題のことです。ブロックチェーンのブロックは一定時間ごとに生成され(ビットコインの場合は10分)、その一定時間内に発生したすべての取引がそのブロックの中に収められます。

一定時間あたりの取引数が増加すると、ブロックの中に取引が収まりきらないことがあります。そうなれば取引は遅延し、それに伴って取引手数料は増大します。これがスケーラビリティ問題です。

現在はビットコインのスケーラビリティ問題が注目されていますが、本来はブロックチェーンを利用するすべての仮想通貨に取ってリスクとなり得るものです。

NXSは、Low Level Databaseという独自のデータベースを採用することによって、この問題を解決しています。大量の取引が発生しても、有機的にスケーリングを行うことによって、高い処理性能を維持します。

③量子コンピュータ耐性

量子コンピュータとは、現在開発が進められている、量子力学的な重ね合わせを用いて並列性を実現するコンピュータのことです。……と言っても何がなんやらかと思いますが(私も正直なところ詳しくはわかっていません)、要するに処理性能が非常に高いコンピュータのことです。

その速度は今各国が開発を競っているスーパーコンピュータ(スパコン)の1億倍にもなると言われており、実現すればこれまでに数年かかっていた処理は数時間で終わるようになります。

量子コンピュータは上記のような可能性を秘めている半面、実現すればこれまで安全とされてきた暗号方式やブロックチェーンがリスクにさらされることになります。量子コンピュータがいつできるのかはまだわかっていませんが、日本マイクロソフト社の榊原彰氏は2017年10月のインタビューで「5年後には部分的に実用化されているのではないか」と回答しています(参考:http://ascii.jp/elem/000/001/569/1569477/)。量子コンピュータは日欧米中を筆頭に多くの国で研究されており、それへの対策は急務です。

NXSは3つのハッシュ関数を採用することによって、量子コンピュータへの耐性を高めています(ビットコインは1つのハッシュ関数のみを採用しています)。

④パートナーシップ

NXSは自身の普及のために、様々な企業とパートナーシップを結んでいます。ソフトウェアのみならずハードウェア・ネットワークとも連携を進めているのが大きな特徴で、現在は航空宇宙関連産業との連携をしています。

Nexusの創始者であるJim Cantrell氏は、人工衛星を低コストで打ち上げるための企業を共同で設立しており、通信基盤の構築を図っています。

筆者が考えるNXSの今後の将来性

現時点ではそれなりに期待できると思います。短期的な視点になりがちなプロジェクトも多い中で、ASIC耐性や量子コンピュータ耐性についてもよく考えられているのは評価に値します。

一方で、プラットフォームや通貨として特別便利な点はなく、普段遣いの通貨としては微妙な点も無視できません。投資する場合でも、まずは様子を見ながら少額の投資をするのがいいでしょう。

NXSが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでにバイナンスを筆頭にいくつかの海外の仮想通貨取引所で取引が開始されていますので、まずはそちらを利用するといいでしょう。

NXSが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Bittrex
  • Upbit
0 0

この記事の共有はここから