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NEO(ネオ)の概要
通貨名称 | NEO(ネオ) |
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最大発行数 | 1億枚 |
公開日 | 2016年10月 |
公式サイト | https://neo.org/ |
ホワイトペーパー | http://docs.neo.org/en-us/ |
NEOの特徴や目指しているもの
NEOは中国産イーサリアムと称されることも多い、同国初のパブリックブロックチェーンです。イーサリアムと同様にスマートコントラクトが採用されている一方、独自技術を複数実装することで、イーサリアムとの差別化を果たしています。
NEOの仕組み
スマートコントラクト自体はイーサリアムにも搭載されている機能ですが、NEOには予測市場や分散型取引所などの機能が搭載されていることが、イーサリアムとの差別化点となっています。
処理速度はイーサリアムの60倍以上
現在、イーサリアムは1秒間につき約15件のトランザクションを処理できます。一方、NEOは1秒間に約1000件のトランザクションを処理できます。これはメジャーな仮想通貨のなかでも特に早いとされているXRPに匹敵する数字です。
そして、改良を繰り返せば、1秒間に約1万件の処理をすることも可能とされています。これはVISAカードの約2倍の速さです。NEOが将来送金詰まりを起こす可能性は極めて低いといえるでしょう。
独自のコンセンサスアルゴリズム「DBFT」で安全性を確保
NEOはコンセンサスアルゴリズムにDBFTを採用しています。DBFTは直訳すれば「ビザンチン耐障害性コンセンサスメカニズム」です。これはビザンチン将軍問題(ネットワーク管理者の誰かが裏切ったり、バグやミスが発生したりすることによってシステムが機能不全に陥る問題)を解決するものです。
この仕組みのもとでは、ネットワークの中からブックキーパーと呼ばれる信頼性の高いコンピュータをNEO保有者の投票によって決定します。ブックキーパーは名前や団体名を公表することが義務付けられています。
ブックキーパーは新しいブロックを作成し、その見返りにGASという仮想通貨を受け取ります。ブックキーパーは裏切るよりもブロックを作成してGASを稼いだほうが楽でなおかつ儲かるので、安全に保たれます。
NEOとNEO GAS
NEOのプラットフォーム内では、NEOとNEO GASという2つの仮想通貨を使います。NEO GASはブロック作成時に生成されるほか、NEOを使用する際にも使われます。NEOを動かすために、NEO GASが必要になるのです。NEO GASも一部の取引所で売買でき、22年間かけて1億枚発行されます。
NEOの将来性
NEOの将来性は非常に高いです。イーサリアムを上回る性能を持っていますし、開発に参入しやすいのも大きなメリットです。
一方、懸念点は中国政府の規制です。中国政府は総じて仮想通貨に対して否定的であり、その締め付けがNEOに及ぶ可能性は十分考えられます。ただ、一方で中国政府はキャッシュレス化も強く進めているため、今後の態度を変える可能性も否定できません。仮に規制が入ったとしても、中国国外では問題なく取引できます。
NEOが日本に上場する可能性
時価総額が高く将来性もあるため、日本に上場する可能性は十分ありえます。特にその可能性が高いのがQUOINEXです。期待して待ちましょう。