ネム(NEM)の特徴や仕組み、今後の将来性を分かりやすく解説!

ネム(NEM)の特徴や将来性を解説

ネムの概要

通貨名称 ネム(NEM)
最大発行数 89億9999万9999枚
公開日 2015年3月29日
公式サイト http://nem.io
ホワイトペーパー https://nem.io/investors/

ネムの特徴や目指しているもの

NEMは金銭的な自由、分散化、平等によって、新たな経済圏を創生することを目的に作られた仮想通貨です。従来の仮想通貨には見られなかった「POI(Proof Of Importance)」という仕組みを採用しており、人々はマイニングではなくハーベストという作業(実際にはほとんどすることはありませんが)によって報酬を得ます。

そんなネムの仕組みを理解するためには、まず「POI」の仕組み(コンセンサスアルゴリズム)を理解しなければなりません。

そもそも、仮想通貨を支える仕組みには「POI」以外にも「POW」や「POS」などがあります。これらの仕組みはいずれもブロックチェーンを正しくつなぐための約束事ですが、取引の正しさを判断し、その見返りに報酬を受け取れるコンピュータの選び方に違いがあります。

ビットコインに代表される「POW」とは

POWはProof Of Workの略で、直訳すれば「仕事の証明」です。ビットコインを筆頭に多くの仮想通貨で採用されており、最もメジャーな仕組みであるといえます。この仕組みのもとでは、計算能力の高いコンピュータほど、報酬を受け取れる可能性が高くなります。

計算能力の高いコンピュータ(の保有者)は、ブロックチェーンを改ざんするよりも、取引の正しさを判断して報酬を受け取ったほうがはるかに効率的に儲けられるため、ブロックチェーンの改ざんが起こりにくい(そして改ざん自体が非常に難しい)というメリットがあります。

一方でこの仕組みの元で稼ぐためには、莫大な電力と高性能なコンピュータが必要になるため、ある程度の財力がある組織しか報酬を受け取れず、承認作業の中央集権化を招く恐れがあります。承認作業が特定の組織に偏る場合、不正が発生する恐れもあります。これを51%問題といいます。

》PoWについてさらに詳しく知りたい方はこちら

ピアコインで始めて導入された「POS」とは

POSはProof Of Stakeの略で、直訳すれば「量の証明」です。ピアコインという仮想通貨で初めて採用された、POWの欠点を穴埋めする仕組みです。POWでは計算能力の高いコンピュータほど報酬を受け取れる可能性が高いのに対して、POSではその仮想通貨の保有量が多いコンピュータほど報酬を受け取れる可能性が高くなります。

この仕組みは膨大な電気や高性能なコンピュータを必要とせず、中央集権化を防ぎやすいというメリットがある反面、通貨の保有量が多いほうが多くの報酬を受け取れるため、財力のあるコンピュータの元にお金が集まりやすくなり、取引が活発に行われなくなりやすいう欠点もあります。

ネムを支える「POI」とは

一方、POIはProof Of Importanceの略で、直訳すれば「重要度の証明」です。この仕組のもとでは、各コンピュータに重要度という点数が与えられ、その点数が高いものほど報酬を受け取れる可能性が高くなります。重要度を決める数式は複雑ですが、基本的には通貨の保有量と取引量が大きく影響します。

POIのメリットは、取引量が増えるほど報酬が受け取りやすくなるため、通貨の流動性が高まり、一部に富が蓄積するのを防げることです。保有しているだけでは対して重要度は高くなりません。保有して、使って、また貯めてを繰り返すことによって、重要度はより効率的に上昇します。このような仕組みが、ネムは平等性が高いと言われる所以です。

スーパーノードになれば毎日320XEMもらえる

NEMの取引の正しさを判断する作業をハーベストといいます。ハーベストに参加するコンピュータをノードといい、ノードはネムを正常に維持する見返りとして、送金者が支払った手数料の一部を報酬として受け取れます。前述のとおり、ネムの保有量や取引量が多いほど、受け取れる報酬は大きくなります。

ただし、ハーベストに参加するためには、最低でも10000XEMを貯めなければなりません。この記事を執筆している時点でのネムの価格は1XEM=100円ぐらいですので、参加するには約100万円が必要ということになります。

それでもビットコインのPOWに参加するよりはよっぽどハードルが低く、個人、あるいは少数の組織でもある程度そのメリットを享受できます。

ちなみに、300万XEM(約3億円)以上を保有している場合は、スーパーノードという特別なノードになることができます。スーパーノードには、上記のハーベストの報酬とは別に、後述のネム財団から1日320XEMの報酬が支払われます。現在、世界には約600台のスーパーノードが存在します。

通貨だけではないネムの機能

ネムには決済手段としての機能だけでなく、独自トークンの発行やアポスティーユ(公証機能)も搭載されています。

独自トークンの発行に当たっては、ネームスペース(ウェブにおけるドメインみたいなもの)とモザイク(ドメイン内のコンテンツのようなもの)が必要です。公式のNanowalletと120XEMがあれば、誰でも簡単に独自トークンを発行できます。

アポスティーユとは不動産の登記や著作権、所有権の存在などをブロックチェーン上に記載できる機能です。ブロックチェーンはきわめて改ざんが難しく、第三者の介入なしに簡単に権利を証明できます。

ネムに出資している企業一覧

ネムのコミュニティから発足したネム財団は、ネム普及のための活動を行っています。ネム財団はシンガポールに本社を置く保証有限責任会社で、ネムのコミュニティの活性化、ビジネスや学問の研究などを通じて、ネムの普及に努めています。大手仮想通貨取引所のZaifを運営するテックビューロの朝山社長も理事を務めています。

ネムの半減期予定

ネムは現時点ですべて発行済であり、半減期はありません。

筆者が考えるネムの今後の将来性

ネムの価値は、2018年に行われるカタパルトによって大きく上昇する可能性が高いです。カタパルトとは簡単に言えば、ネムの機能を大幅に改善するアップデートです。このアップデートの最大のポイントは、1秒間に処理できる取引件数が4000件にまで増えることです。

ビットコインやイーサリアムは15件程度、現時点では圧倒的に早いリップルでも1500件程度であり、これらを大きく上回ることになります。クレジットカードの国際ブランド「VISA」の5000件と比べてもそん色なく、クレジットカードに変わる決済手段となる足がかりが出来上がります。

また、カタパルト後はセキュリティも強化されます。正確な実施日は未定ですが、2018年に実装と公式で発表されています。

一方、ネムの不安材料は、ネム財団のネムの枯渇によるスーパーノードの枯渇です。現在ネム財団が保有しているネムは約2億5000万XEMで、スーパーノード約600台に対して毎日320XEM、合計で19万2000XEMが支払われています。単純計算すれば、2億5000万÷19万2000≒1300日で枯渇します。その後は手数料の一部がスーパーノードに回される予定ですが、この報酬が減った場合、スーパーノードが減り、ネットワークの維持が効率的に行われなくなり、それが価値を押し下げるかもしれません。

国内でネムが安く購入できるおすすめの取引所

仮想通貨取引Zaif

運営会社名 テックビューロ株式会社

▼ 取扱仮想通貨一覧 ▼

ビットコインイーサリアムネムモナコインビットコインキャッシュザイフカウンターパーティービットクリスタルストレージコインエックスフィスココインカイカコインネクスコインコムサペペキャッシュゼン

取引高 3827.79億円
口座開設に必要な書類 身分証明書(免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
法人名義での登録 可能

現状、日本の仮想通貨取引所でNEMを取り扱っているのはZaifとDMM Bitcoinの2つですが、Zaifの利用をおすすめします。Zaifはネム以外にも、他の取引所では見かけられないトークンを多数取り扱っています。

取引高も比較的大きく、積立機能など他にはないサービスも提供されており、おすすめの取引所の一つです。

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