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MAN(MATRIX AI Network)の概要
通貨名称 | MAN(MATRIX AI Network) |
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最大発行数 | 10億枚 |
公開日 | 2018年1月 |
公式サイト | https://www.matrix.io/ |
ホワイトペーパー | – |
MANの特徴や目指しているもの
MANは、人工知能(AI)搭載の分散型アプリケーション(DApps)プラットフォーム「MATRIX AI Network」で使われるトークンです。
プログラミングやAIに関する知識がなくてもアプリ開発ができるプラットフォームであり、プライベートチェーンとパブリックチェーンを使い分けることによって安全性と利便性を両立させています。
Matrix AI NetworkとMANの仕組み
Matrix AI Networkは、誰でも使えるDAppsプラットフォームです。名称からも分かる通り、最先端のAI(人工知能)が搭載されていることが大きな特徴です。ブロックチェーンでDAppsを提供できるという点ではイーサリアムと同じですが、様々な点で差別化されています。
人工知能(AI)搭載DAppsも開発できる
前述の通り、Matrix AI Networkでは人工知能(AI)が使えます。従来、AIを搭載したDAppsを作るためにはアプリと別にAIを用意する必要がありましたが、Matrix AI Network上では予め用意されたAIをアプリに搭載できるため、手間が省けます。
また、AIはスマートコントラクトやネットワーク上のエラーを修正する役割も担っています。
スマートコントラクトも手軽に実装
スマートコントラクトとは、契約を自動化するための仕組みです。事前に契約の内容と、その契約が実行されるための条件を定義しておくと、その条件が満たされたときに自動で契約を実行します。
Matrix AI Networkは人間が使っている言語、例えば英語、中国語、日本語などを使った入力が可能です。入力された言語をAIが自動で解析して、コードに変換してくれる「インテリジェントコントラクト」を搭載しています。そのため、専門知識がなくてもスマートコントラクトを簡単に搭載できます。
プライベートチェーンとパブリックチェーンを使い分ける
ブロックチェーンは大きく、不特定多数の人によって承認されるパブリックチェーンと、予め指定された人によって承認されるプライベートチェーンに分けられます。
広く公開されたパブリックチェーンは分散性が高い一方、信頼できない人が入り込むことによってセキュリティ面に難があったり、取引手数料がかかったりするなどの欠点があります。一方、プライベートチェーンは安全性が高い反面、分散性に劣ります。
多くの暗号資産やプラットフォームはパブリックチェーンのみを採用していますが、Matrix AI Networkは両方を採用し、組み合わせることによって、両者のいいところどりに成功しています。
高速な処理速度も魅力
1秒間に処理できる取引の件数は、Transaction Per Second(TPS)という数値で表されます。暗号資産のTPSは従来のキャッシュレス決済手段であるクレジットカードのTPSに大きく劣り、その改善が求められています。
Matrix AI Networkは2018年8月時点ですでに5万TPSを達成しています。Matrix AI NetworkがVISAなみに浸透したとしても、処理の遅れが発生することはない、というわけです。Matrix AI Networkは今後、100万TPSの実現を目指します。
ハードフォークなしで性能向上ができる
Matrix AI Networkは予め柔軟性の高い作りになっているので、ハードフォークをしなくてもその性能を大幅に引き上げることが可能になっています。これにより、開発者は安心して性能の向上に取り組めます。
MANの将来性
MANの将来性は、現時点ではある程度期待できると考えています。全体的にイーサリアムをそのまま強化したような作りは非常に魅力的です。ただ、現状ではイーサリアムと比べるとマイナーであり、取扱取引所が少ないというのも事実です。今後はさらなる知名度の向上に期待したいところです。
MANが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを購入するといいでしょう。
MANが購入できる海外の取引所一覧
- CoinEgg
- Gate.io
- Huobi