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LINX(Linx/リンクス)の概要
通貨名称 | LINX(Linx/リンクス) |
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最大発行数 | 1億枚 |
公開日 | 2017年6月 |
公式サイト | https://mylinx.io/ |
ホワイトペーパー | – |
LINXの特徴や目指しているもの
LINXは、電子音楽コミュニティの決済手段を目指す仮想通貨です。すでに英国の音楽ストアD3EP.comで導入されており、さらなる用途の拡大が期待されます。
LINXの仕組み
LINXは電子音楽コミュニティの決済手段を目指す仮想通貨です。基本的な仕組みはビットコインを筆頭とする仮想通貨に似ており、ブロックチェーンがその根幹を支えています。ビットコインなどの既存の主要仮想通貨を音楽ストアに組み込めばいいのではないか、と思われるかもしれません。
確かにその考え方も間違いとは言えないのですが、ある見落としがあります。主要な仮想通貨は汎用性を重視して作られているため、音楽業界以外の出来事が原因で価格が急騰・暴落したりする可能性があるのです。
マイニンググループやビットコイン決済を導入する音楽とは関係のない大企業の意向で音楽決済の支払手段が乱高下するのは、音楽業界にとって望ましいことではありません。音楽専用の仮想通貨を用意しておけば、そのようなリスクは低くなります。
高いスケーラビリティと高速認証
LINXのブロックサイズは2MBです。これはビットコインの2倍に相当します。ビットコインは取引数に対するブロック容量の不足=スケーラビリティ問題が問題となってきていますが、LINXはそれよりもブロックが大きく、さらにビットコインよりも取引数が多くなりにくい(LINXは音楽関連の決済に特化しているため決済数が急増するとは考えづらい)ため、ブロック容量には余裕があります。
また、ビットコインのブロック生成スピードが10分であるに対して、LINXは1分です。そのため、ビットコインよりも遥かに高速な決済が可能です。ブロック生成スピードが早い仮想通貨は安全性に難点が出ることも多いのですが、LINXは数々の攻撃にも耐えるダークグラビティーウェーブ3という仕組みを採用しているため、安心して使えます。
マイニングのペース
LINXは2030年までに新規発行が終了する見通しです。ビットコインの新規発行が2140年頃まで続く見通しであるのと比べると、かなりそのペースは急であると言えます。発行ペースが急なぶん、市場流通量も急速に増えるため、一時的にインフレを起こす可能性はありますが、次第にそのペースは落ち着いていくはずです。
活発な開発活動
LINXはマイナーな仮想通貨であり、開発チームも大きくはありませんが、優秀な人材が揃っています。前述の通り音楽配信ストアに対して積極的な働きかけを行っており、すでに実績もあります。イギリスの音楽配信ストア「D3EP.com」は決済手段としてLINXを採用するばかりでなく、LINX付きのメッセージ送信機能なども提供しています。DE3P以外にもLINXを採用する音楽配信ストアが増えれば、その価値はますます上昇することでしょう。
LINXの将来性
現時点では、それなりの将来性があるのではないかと考えています。きちんと開発が進められているのはもちろん、すでに採用例があるというのは大きな評価点です。これだけで少なくとも全く実体のないプロジェクトではないことがわかります。分散投資先の1つとしては十分検討に値するかと思います。
LINXが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の仮想通貨取引所に上場しているので、気になる方はそちらを通じて買うといいでしょう。