IOTXの特徴、今後の将来性とIOTXが抱える問題点

IOTXの特徴・将来性・問題点を解説

IOTXの概要

通貨名称 IOTX (IoTeX)
最大発行数 100億枚
公開日 2018年5月
公式サイト https://iotex.io/
ホワイトペーパー https://iotex.io/white-paper

IOTXの特徴や目指しているもの

IOTX(アイオーテックス)は、IoT分野の十分な進展を妨げている諸問題を解決するためのプラットフォーム「IoTeX」上で使用される仮想通貨です。低いスケーラビリティ、機能的価値の欠如、プライバシーの問題などを解決する「キラーアプリケーション(導入のきっかけを与えるほど魅力的なアプリケーション)」を目指すものであり、プラットフォーム上でIOTXが使用されます。

IoT市場は今後急速な拡大が見込まれている市場の1つであり、その需要に答えることができれば、自ずとIOTXの価値も上昇していくことでしょう。

IoTの仕組みと問題点

IoTとは、簡単に言えば「ありとあらゆる物をインターネットに接続する仕組み」のことです。以前はインターネットに接続される端末はパソコン、スマートフォン(携帯電話)、タブレット端末と相場が決まっていましたが、最近は家電、自動車、さらには家のドアなどもインターネットに接続されるようになってきています。

エアコンをインターネットに接続して自動的に快適な環境を創造したり、家のドアをインターネットに接続して家から遠く離れた場所から開け閉めしたりと、IoTの活用方法は多岐にわたります。

IoT市場は今後急速な拡大が見込まれている有力市場の1つです。独立系ITコンサルティング・調査会社であるアイ・ティ・アールが行った調査によれば、2017年に4850億円だった国内IoT市場規模は、2020年には1兆3800億円にまで拡大する見通しです。同様の急成長は海外でも起こるものと推測されています。

このように急成長が見込まれているIoTですが、一方で現状にはその成長率を鈍化させる問題点も抱えています。

1つ目の問題点は、導入・運用コストの高さです。どんなに優れた技術であっても、コストが高ければ普及しません。家庭や企業などがIoT技術を採用するに当たっては、端末を購入し、通信費用を支払う必要がありますが、端末はまだ高額ですし、頻繁に通信を繰り返すIoT端末は通信費用も高額になりがちです。

2つ目は安全性に関する問題です。IoT端末もインターネットに接続する以上は、ハッキングなどのリスクに晒されます。責任問題に敏感な企業にとっては、コスト以上に重大な問題かもしれません。

IoTeXはこうした問題を解決するためのキラーアプリケーションです。廉価で安全なIoT導入の道筋を示すことによって、個人や企業に対して広くIoT導入のきっかけを与えます。

ブロックチェーンで強固な安全性を実現

IoTeXは、通信の安全性を強化するために、ブロックチェーンの中にブロックチェーンを組み込むという複雑な構造を採用しています。ブロックチェーン自体がもともと改ざんやハッキングに強い技術ではありますが、IoTeXはこれを二重構造にすることによってさらに安全性を高めています。

簡単な操作性

IoTeXの仕組み自体は上記のように極めて複雑になっていますが、ユーザーがそれを意識することは殆どありません。使いやすさを第一に考えたUI / UXがあるためです。導入が簡単で、しかも安全。企業にとってはいい事だらけです。

IOTXの役割

IOTXはIoTeX上で通信を行う際に利用されるイーサリアムベースのトークンです。最大発行枚数は100億枚とかなり多く、その分単価は安めです。

強力なバックグラウンド

公式Webサイトでは、バックグラウンド企業としてGoogleやFacebook、UBERなどの名前が挙げられています。具体的にどのような支援を受けているのかはわかりませんが、大企業から一定の協力を得られる程度には将来性がある、ということです。

Wallet Investorの価格予想で1位に

IOTXは、Wallet Investorの価格予想で1位になったことがあります。Wallet Investorは仮想通貨に関する基本的な情報を配信する海外サイトですが、価格予想も配信されています。予想は定期的に更新されるうえ、大雑把なものではありますが、何にせよ価格予想が好調というのは投資家にとっては歓迎すべきことです。

筆者が考えるIOTXの今後の将来性

現時点では、あまり将来性がないと考えています。IoT自体は問題点はあるものの非常に魅力的な技術であり、大きな市場の成長も期待できますが、競合プロジェクトに強力なものが多く、そちらに勝てるとは思えないからです。

IoTプロジェクトの中でも最も好調かつ知名度が高いと思われるのがIOTA(アイオータ)です。IOTAの大まかな方向性はIoTeXと似ていますが、こちらはブロックチェーンではなくTangleという技術を導入しています。Tangleは次世代ブロックチェーンとも呼ばれるもので(Tangleにはブロックの概念がないのでこの呼び名は正確ではありませんが……)、量子コンピュータ耐性があるのが大きな特徴です。

IOTA(アイオータ)の時価総額は約3000億円でIOTXの約30倍、マイクロソフトや台北市などと提携しており、この手のプロジェクトの中では頭1つ突き抜けた存在です。

その後を追うのがETC(イーサリアムクラシック)です。ETCはその名前が示すとおり、イーサリアムから分裂して誕生したブロックチェーンです。イーサリアムが大量に盗まれる事件の事後処理の際に発生したものであり、イーサリアムと比べると拡張性を抑え、そのかわりに安全性を高めているのが特徴です。

イーサリアムと比べるとその知名度は低いですが、それでも時価総額は約2000億円でIOTXの20倍、日本の仮想通貨取引所にもいくつか上場されており、一定の将来性は見込まれています。

IOTXが価格を上げるためには、上記の2つのプロジェクトとのシェアの奪い合いに勝利しなければなりませんが、現状ではIOTXにそこまでの魅力は感じられません。

IOTXが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外の仮想通貨取引所に上場されていますので、今すぐ買いたいという方はそちらを利用するといいでしょう。

IOTXが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Kucoin
  • Gate.io
1 0

この記事の共有はここから