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HUC(huntercoin/ハンターコイン)の概要
通貨名称 | HUC(huntercoin/ハンターコイン) |
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最大発行数 | 4200万枚 |
公開日 | 2014年1月 |
公式サイト | https://xaya.io/huntercoin-legacy/ |
ホワイトペーパー | – |
HUCの特徴や目指しているもの
HUCは、2014年1月に取引が始まった、比較的歴史の長い仮想通貨です。2種類のハッシュ関数を利用する世界初のデュアルアルゴリズムであることや、ゲームを通じてマイニングができるなど、さまざまな特徴を持つことで知られています。
HUCの仕組み
HUCもビットコインもどちらもP2P形式で取引ができる仮想通貨ですが、両者の間には違いもあります。中でも大きな違いと言えるのが、ハッシュ関数とマイニング形式です。
複数のハッシュ関数を採用
ビットコインが1つのハッシュ関数を採用しているのに対して、HUCは複数のハッシュ関数を採用しています。
ハッシュ関数にはいくつかの種類がありますが、ビットコインは「SHA256」というハッシュ関数だけを採用しているのに対して、HUCはハッシュ関数にSHA256とScryptの2つを採用しています。ハッシュ関数を複数採用することにより、ビットコインと比べて安定したマイニング環境を提供しています。
世界ではじめてP2Pゲームを利用したマイニング
HUCをマイニングするためには、ゲームを遊ぶ必要があります。ゲームをプレイすればするほどマイニングの成功確率が上がり、コインをもらえる可能性も高くなるのです。ゲーム画面はYoutubeで公開されています。
HUCはマイニングに成功したとしてもブロック報酬のすべてを得られるわけではありません。ブロック報酬のうち10%はマイニングをしたマイナーに与えられますが、残りの87.5%はゲームフィールド内に配置され、2.5%は王冠をもったプレイヤーに送られます。つまり、マイニングをしないプレイヤーもマイニング報酬を受け取るチャンスが有るということです。
ゲームプレイヤーはゲームフィールド内を縦横無尽に探し回り、隠されたコインを集めることで報酬を獲得できます。獲得した報酬はHUCですが、それを仮想通貨取引所でビットコインやその他の仮想通貨で交換できます。また、ビットコインは仮想通貨取引所で法定通貨と交換することができます。つまり、間接的にではありますが、ゲームを遊ぶことで法定通貨を得られるということです。
筆者が考えるHUCの今後の将来性
現時点では、あまり期待していません。ゲームを遊ぶだけで報酬がもらえるというのはかなり面白い仕組みではありますが、それ以外にはこれと言って目立った点はありません。ビットコインを始めとするメジャーな仮想通貨との競争に勝つためには特徴が不足しています。このコインを買うお金があるのならば、他のコインに回したほうがいいのではないでしょうか。
HUCが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。