目次
GXS(GXChain/ジーエックスシェアーズ)の概要
通貨名称 | GXS(GXChain/ジーエックスシェアーズ) |
---|---|
最大発行数 | 1億枚 |
公開日 | 2017年3月 |
公式サイト | https://www.gxb.io/ |
ホワイトペーパー | – |
GXSの特徴や目指しているもの
GXSは、中国企業のGXB社が開発しているブロックチェーン技術により個人情報の流出を防ぐとともに、そのやり取りをより円滑にするプラットフォーム「GXShares」上で流通するトークンです。
すでに商用化されており、間もなく一般向けアプリもリリースが予定されているなど、開発は順調に進んでいます。
個人情報は流出すると考えるのが大前提
他の情報と組み合わせて個人識別ができるなら、それは個人情報です。こう考えると個人情報は安全に守られているとは到底言えません。個人情報流出事件は規模の大小を問わず、世界中で発生しています。
個人情報の流出経路はさまざまですが、その原因のほとんどは人為的なミスによるもので、全体の8割を占めています。個人情報を自分以外の誰かに管理させるというのは、非常に大きなリスクになりえるのです。そして、預かる側も個人情報を厳重に管理しなければならず、それが業務への負担や流出のリスクとなりえます。
借金に関する情報は銀行に筒抜けである
数ある個人情報の中でも、最も他人に知られたくないのはお金の貸し借りに関する情報でしょう。残念ながらお金の貸し借りに関する情報は、直接契約した企業だけではなく、信用情報機関という第三者機関にまとめられています。
比較的厳格な情報管理がされているとされる信用情報機関ですが、やはり情報漏洩のリスクは無視できません。こうしたリスクを軽減し、自分の個人情報を自分で管理できるようにしようというのが、GXSharesの基本理念です。
GXSharesは大雑把に言ってしまえば、個人情報を取引するための分散型取引所です。分散型取引所とは、運営が存在せず、プログラムによってのみ稼働する取引所のことです。分散型取引所には運営が存在しないため、運営に対して個人情報を預ける必要がありません。個人情報を預けなければ、当然内部や外部からの流出も起こりえません。
また、個人情報は金融機関以外とも取引できます。例えば、新しくアパートを借りるときには、そのオーナーに対して個人情報を開示して、トラブルがなかったことを示せば、すぐに部屋を借りられます。オーナーも安心して貸し出せるため、双方にとってメリットがあります。アパートのオーナーだけでなく、政府機関や保険会社などとも同様のやり取りができます。個人情報の取引にはGXSトークンを使います。
GXSharesにはすでに100社を超える企業が登録しています。個人情報を安全に扱えるというのは、企業にとっても魅力的なことなのです。
GXSの将来性
現時点での将来性はなかなかに高いと言えるでしょう。分散型取引所で、暗号資産ではなく個人情報を取引するというのは独自の発想であり、競合するプロジェクトなども現状では見当たらないため、市場シェアを独占する余地があります。
GXSが日本に上場する可能性
現時点では、日本に上場される見通しはありません。将来の値上がりを見込む場合は、海外の暗号資産取引所を利用するといいでしょう。