GNOの特徴や将来性、GNOが購入できるおすすめの取引所

GNO

GNO(Gnosis/グノシス)の概要

通貨名称 GNO(Gnosis/グノシス)
最大発行数 1億枚
公開日 2016年6月
公式サイト https://gnosis.pm/
ホワイトペーパー

GNOの特徴や目指しているもの

GNOは、イーサリアム(ETH)上に構築されたブロックチェーンと予測市場を組み合わせた、分散型予測市場「Gnosis」上で使用されるトークンです。

予測市場では何をする?

予測市場とは、ギャンブルや保険など未来に関する予測をするための市場です。市場参加者は出されたお題に対して予測して、その予測が当たれば配当を受け取れます。

競馬やルーレットは典型的な予測市場ですが、保険も予測市場の一つです。保険は病気や怪我で入院したり働けなくなったりしたときに払い戻しを受け取れる仕組みですが、将来病気になるという予測を行い、お金を賭けて、予測が当たれば配当を受け取れる予測市場であると考えることも可能です。

参加者に不利な控除率の設定

現状の予測市場は、特定の管理者が存在する中央集権的な構造がほとんどです。公営ギャンブルは特殊法人や地方公共団体等が、パチンコはパチンコ会社が、保険は保険会社が管理しています。管理者は掛け金の一部を控除した金額を払い戻すことで利益を得ています。

例えば、パチンコの還元率は85%、控除率は15%程度と比較的良心的ですが、公営ギャンブルの還元率は75%程度、宝くじに至っては50%を切っています。予測市場を運営にも費用がかかるのである程度の控除率は必要ですが、市場参加者としては控除率を下げて還元率を上げてほしいものです。Gnosisはそうした願いを叶え、さらに誰でも予測市場の主催者になれる仕組みなのです。

誰もが予測市場の主催者・参加者になれる「Gnosis」

Gnosisは、誰でも予測市場の主催者・参加者になれるプラットフォームです。予測市場の主催者になるためには多額の資金が必要でしたが、Gnosisを使うことで誰でも簡単に予測市場を立てられます。予測市場はブロックチェーンとスマートコントラクトで効率的に管理されているので、不正が起きる心配はなく、管理者もいないため還元率も極めて低くなります。

予測市場の対象はなんでもOK。スポーツを対象にするなら、勝敗はもちろん得点や選手の成績でもOK。予測の対象となる出来事であればよいのです。市場参加者はそれを見て予測して、その結果が的中すれば配当が受け取れます。配当倍率は選んだ人が少ない回答ほど、倍率が高くなるように自動的に調整されます。

Gnosisにおける答え合わせの方法

Gnosisでは、参加者が答え合わせを行います。例えば「AチームとBチームの試合はどちらが勝つか」という予測市場を立てて、結果としてAチームが勝ったときには、ユーザーは「Aチームが勝った」とGnosisに対して報告をします。

正しい報告をすれば報酬が受け取れて、間違った報告をすれば没収されます。これにより正しい報告をするインセンティブが生まれ、予測市場の健全性が保たれます。もちろん、報告者の過半数が結託して嘘をつく可能性もありますが、Gnosisでは信頼できる専門家が報告するので、そのリスクは無視できるものとされています。

Gnosisで使われる2種類のトークン

Gnosisでは「GNO」と「WIZ」という2つのトークンを使い分けます。GNOは仮想通貨取引所で取引できるトークンで、最大発行数も定められています。一方、WIZはGnosisのプラットフォーム内でしか支えない、ゲーム内通貨のようなものです。

GNOの将来性

現時点では若干怪しいです。予測市場の最大のライバルであるAugurの時価総額が50位前後なのに対して、GNOは120位前後と大きく負けています。Gnosisには前述の通りスピーディーな運営とアプリケーションの提供というメリットがありますが、それだけでAugurを上回れるかというと疑問です。時間がかかっても高度な分散化がなされているAugurの方がいいという人も少なからずいるでしょう。

また、ギャンブルとの関わりが深い以上、各国から規制を受ける可能性も否定できません。個人的にはもう少し様子を見ることをおすすめします。

GNOが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される予定はありません。海外の仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

GNOが購入できる海外の取引所一覧

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  • Liqui
  • UPbit
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