GNOの特徴や使い道とは?GNOの今後の将来性について解説

GNOの今後の将来性

GNO(グノーシス)の概要

通貨名称 GNO(Gnosis)
最大発行数 1億枚
公開日 2016年6月
公式サイト https://gnosis.pm/
ホワイトペーパー https://gnosis.pm/resources/default/pdf/gnosis-whitepaper-DEC2017.pdf

GNOの特徴や目指しているもの

GNO(グノーシス)は、イーサリアムのブロックチェーン上に構築された分散型予測市場「Gnosis」上で使用されるトークンです。分散型予測市場とは、ブロックチェーンと予測市場を組み合わせた、健全で効率的に管理されるシステムです。

Gnosis上では誰でも簡単に予測市場を作成でき、それに参加できます。似たような仕組みの先行者であるAugurと比べると価格も安く、将来性に期待する声は少なくありません。一方で分散化度合いはAugurと比べると限定的な点については留意が必要です。

予測市場って何?

予測市場とはごく簡単に言えば、ギャンブルや保険など未来に関する予測をするための市場です。市場参加者は出されたお題に対して予測を行ってお金を賭けて、その予測が当たれば配当を受け取れます。

例えば競馬はどの馬がどの着順に来るかというお題に対して予測を行い、お金を賭けて、その予測が当たれば配当を受け取れる予測市場です。ルーレットは玉がどの番号に入るかというお題に対して予測を行い、お金を賭けて、その予測が当たれば配当を受け取れる予測市場です。

保険も予測市場の一つです。保険は万が一病気や怪我で入院したり働けなくなったりした際にお金が受け取れる仕組みですが、将来病気になるという予測を行い、お金を賭けて、予測が当たれば配当を受け取れる予測市場であると考えることも可能です。

現状の中央集権的な予測市場の仕組みと問題点

現状存在する予測市場は特定の管理者が存在する、中央集権的な物がほとんどです。例えば公営ギャンブルは特殊法人や地方公共団体等が管理していますし、パチンコはパチンコ会社が管理していますし、保険は保険会社が管理しています。

こうした管理者は、掛け金の一部を控除することによって利益を得ています。例えば、パチンコの場合、還元率は85%、控除率は15%程度に設定されています。つまり、参加者が100円掛けると、平均で85円返ってきて、15円がパチンコ会社の利益になるシステムになっているわけです。もちろん時には200円返ってきたり、30円しか返ってこなかったりすることもありますが(100円以上勝つ可能性がなければ誰もやりません)、平均すれば85円返ってきます。

競馬や競艇などの公営ギャンブルの還元率は75%程度、宝くじに至っては50%を切っています。海外のカジノはそれらと比べると遥かに良心的で、ほとんどのギャンブルで90%を超えていますが、スロットなどは85%程度に留まることもあります。保険の還元率は不明ですが(長期契約が基準になる上、商品もたくさんあるためです)、宝くじよりも還元率が低いというデータもあります(参考サイト:http://moneybu.com/medical-insurance-necessity)。

予測市場を運営するにも費用がかかるのである程度の控除率は必要であり、その分還元率が低くなってしまうのは当然なのですが、市場参加者としてはやはりその費用をできる限り減らして、還元率を上げてほしいものです。そうした願いを叶え、さらに誰でも予測市場の主催者になれるのがGnosisという仕組みなのです。

Gnosisは誰もが予測市場の主催者・参加者になれる

Gnosisは、誰でも予測市場の主催者・参加者になれるプラットフォームです。通常、予測市場の主催者になるためには多額の資金が必要でしたが、Gnosisを支えば誰でも簡単に予測市場が立てられます。予測市場はスマートコントラクトとブロックチェーンで極めて効率的に管理されているため、不正が起きる心配はなく、管理者もいないため更に還元率も極めて低くなります。

予測市場の立て方はとっても簡単です。なんでもいいので賭けの対象になるイベントと、それに対する回答を用意するだけです。例えば「今日の横浜ベイスターズと読売ジャイアンツの試合で勝つのはどちらか?」を賭けの対象にする場合、「横浜ベイスターズが勝つ」「読売ジャイアンツが勝つ」「引き分け」という3つの回答を用意します。

市場参加者はそれを見て回答し、正解した場合は配当が受け取れます。配当倍率は自動的に調整されます。基本的には、それを選んだ人が少ない回答ほど、倍率が高くなります。

予測市場にはどんなものを開設しても構いません。例えば「今日の横浜ベイスターズと読売ジャイアンツの試合で最初にホームランを打つのは誰か」でも「横浜ベイスターズの先発投手は何イニング持つか」でも「●●選手は試合に出場するか」でも構いません。

「サッカーワールドカップの優勝国はどこになるか」「アメリカ大統領選挙で勝つのは誰か」「明日のニューヨークの天気はなにか」「2018年4月末時点で日経平均は2万円を超えているかいないか」でもOKです。要するに、未来のことなら何でもいいのです。

Gnosisにおける答え合わせの方法

Gnosisでは、参加者が答え合わせを行います。例えば「横浜ベイスターズと読売ジャイアンツの試合はどちらが勝つか」という予測市場を立てて、結果として横浜ベイスターズが勝ったとします。

この場合、ユーザーは「横浜ベイスターズが勝った」とGnosisに対して報告を行います。正しい報告をすれば報酬が受け取れ、間違った報告をすれば資産が没収されます。これにより正しい報告をするインセンティブが生まれ、予測市場は健全に保たれます。もちろん、報告者の過半数が嘘をつく可能性は0ではありませんが、Gnosisでは信頼できる専門家が報告を行うため、そのリスクは殆ど無いに等しいです。

Gnosisで使われる2種類のトークンについて

Gnosisでは「GNO」と「WIZ」という2つのトークンを使い分けます。GNOは仮想通貨取引所で取引できるトークンで、最大発行数も定められています。一方、WIZはGnosisのプラットフォーム内でしか支えない、ゲーム内通貨のようなものです。

Gnosis(グノーシス)とAugur(オーガー)の違い

Gnosisとよく似た分散型予測市場にAugurがあります。両者の主な違いは以下の2点です。

分散化の度合い

Augurは極めて高度な分散化が図られており、誰でも結果を報告できます。それゆえに予測市場の結果報告に1ヶ月程度の時間がかかります。

一方、Gnosisは前述の通り信頼できる専門家のみが結果を報告できるため、すぐに決済がなされます。あえて分散化の度合いを制限することによって、よりスピーディーな運営がなされます。

アプリケーションの提供

Augurでは誰もが予測市場の主催者・参加者になれます。一方、Gnosisではそれに加えて、公式サイトでアプリケーションの提供が行われています。例えば「ハッチゲーム」というアプリケーションでは、芸能・ゴシップに関する予測市場が建てられています。

筆者が考えるGNOの今後の将来性

現時点では若干怪しいです。予測市場の最大のライバルであるAugurの時価総額が50位前後であるのに対して、GNOは120位前後と大きく負けています。Gnosisには前述の通りスピーディーな運営とアプリケーションの提供というメリットがありますが、それだけでAugurを上回れるかというと疑問です。時間がかかっても高度な分散化がなされているAugurの方がいいという人も少なからずいるでしょう。

また、ギャンブルとの関連性が深い以上、各国から規制を受ける可能性も否定できません。個人的にはもう少し様子を見ることをおすすめします。

GNOが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される予定はありません。海外の仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

GNOが購入できる海外の取引所一覧

  • UPbit
  • Kraken
  • Liqui
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