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Faircoin(FAIR)の概要
通貨名称 | Faircoin(FAIR) |
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最大発行数 | – |
公開日 | 2014年3月 |
公式サイト | https://fair-coin.org/ |
ホワイトペーパー | https://fair-coin.org/en/white-paper |
FAIRの特徴や目指しているもの
FAIRとは、その名前の通り公平性を追求した暗号資産です。高速送金とエコロジー、倫理的であることを重視しています。
既存の暗号資産と同様、取引の正当性をブロックチェーンの導入で確保していますが、マイナーが存在せず、かわりに予め認証されたノードが処理を担当します。
FAIRの仕組み
FAIRは、グローバルな協同組合での使用を想定している暗号資産です。開発や取引の処理には複数の組織が参加していて、作物や製品を適正な価格で継続的に取引する「フェアトレード」や富の再分配など、社会的公正の実現を後押ししています。
コンセンサスアルゴリズム「Proof of Cooperation(PoC)」の仕組み
FAIRではコンセンサスアルゴリズムにProof of Cooperation(PoC)を導入しています。PoCの最大の特徴は、参加できるコンピュータが絞られていることです。
既存のコンセンサスアルゴリズムであるPoWやPoSは、一定の条件を満たせば誰でもマイニングに参加できる仕組みでした。これは分散化を図る上では重要ですが、結果としてPoWは寡占が起こり、PoSは暗号資産の流動性を妨げることになってしまいました。
これに対してPoCでは、暗号資産の発行主体が認めた機関(CVN)が持つコンピュータだけが検証作業を担当します。必然的に計算競争が抑制されるので、消費電力も抑えられます。暗号資産を保有するだけで報酬がもらえることもないので、流動性も確保されます。
FAIRの将来性
FAIRの将来性は、現時点では将来性を感じていません。PoCという仕組みには魅力も多いのですが、それ以外のセールスポイントが見当たらないからです。正直なところ、他にもっと優れた選択肢はいくらでもある、というのが現状のように見えます。
FAIRが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらから購入するといいでしょう。
FAIRが購入できる海外の取引所一覧
- CoinExchange.io
- Nova Exchange