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ELLA(Ellaism/エライズム)の概要
通貨名称 | ELLA(Ellaism/エライズム) |
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最大発行数 | 2億8000万枚 |
公開日 | 2017年9月 |
公式サイト | https://ellaism.org/ |
ホワイトペーパー | – |
ELLAの特徴や目指しているもの
ELLAは、ブロックチェーン上で分散型アプリケーション(DApps)を開発するためのプラットフォーム「Ellaism」で使われるトークンです。イーサリアムクローンであるため基本性能はイーサリアムに準じていますが、Ellaismはプレマインが実施されず、寄付で得た資金で運営・開発されています。
EllaismとELLAの仕組み
Ellaismは、分散型アプリケーション(DApps)を開発するプラットフォームであり、ブロックチェーン上に独自の分散型アプリケーションを構築します。EllaismではELLAが支払手段として働きます。Ellaismのブロックチェーン上で可動するDAppsが増えるほど、ELLAの需要も高まります。
イーサリアムから派生したEllaism
Ellaismはイーサリアムという分散型アプリケーション開発プラットフォームをもとに作成されているので、基本的な機能は同じです。
イーサリアムの内部で使われる暗号資産「Ether」は、暗号資産時価総額ランキングで長年2位の座を維持している一方、ELLAは1000位を下回っています。
2017年2月にはイーサリアムをビジネスに活用するための「イーサリアム企業連合」が設立されました。連合にはJPモルガンやマイクロソフト、アクセンチュア、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが加盟していることからも、期待度の高さが伺えます。
実際に分散型アプリも複数開発されているので、すでに稼働しはじめていて時価総額も高いイーサリアムを使えばいいと考えるかもしれませんが、Ellaismにはプレマインを導入していないというイーサリアムにはない長所があります。
長期的にマイナスが大きいプレマイン
プレマインとは、暗号資産の一般公開前に実施される開発者やその関係者によるマイニングです。イーサリアムでは、1200万枚がプレマインの対象となりました。
プレマインをする理由は、開発者達のモチベーションの維持と利益の確保、開発資金の確保です。事前に暗号資産を確保しておけば、その後価格が上がったときに売却することで利益を得られます。その利益を開発資金に回せば、開発がさらに加速し、価格はさらに上昇します。
一方で、暗号資産の中には詐欺的なものも少なくありません。また、プレマインは将来的に売り圧をもたらす可能性があります。莫大な暗号資産を保有する開発者達がプレマインで得た分を売ろうとすれば、必然的に売り圧は高まり、価格は下がります。
ELLAの将来性
ELLAの将来性は、現時点ではあまり期待していません。プレマインをしていないことは一般ユーザーのメリットになりますが、それ以上に資金不足が目立つからです。
また、ライバルのイーサリアムが非常に強大であるという問題も無視できません。イーサリアムは時価総額2位で、大企業も注目する世界的なプロジェクトであり、競合プロジェクトのNEOやLISKも独自に勢力を伸ばしており、ここにEllaismが入り込む余地があるようには思えません。
ELLAが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外の暗号資産取引所に上場していますので、気になる方はそちらを通じて購入しましょう。
ELLAが購入できる海外の取引所一覧
- Cryptopia
- Stock.Exchange