ELLAの特徴と今後の将来性について徹底検証

ELLAの特徴・将来性について検証

ELLAの概要

通貨名称 ELLA(Ellaism)
最大発行数 2億8000万枚
公開日 2017年9月
公式サイト https://ellaism.org/
ホワイトペーパー

ELLAの特徴や目指しているもの

ELLAは、ブロックチェーン上で分散型アプリケーションを開発するためのプラットフォーム「Ellaism」上で使用されるトークンです。イーサリアムのクローンであり、基本的な性能はイーサリアムに準じるものになっていますが、Ellaismはプレマインが行われておらず、主に寄付で得た資金で運営・開発されています。

分散型アプリケーションは「管理者が存在しないアプリケーション」

Ellaismは、分散型アプリケーション(DApps)を開発するためのプラットフォームです。分散型アプリケーションとは、オープンソースで中央の管理主体を持たないアプリケーションです(他にもいくつか細かい定義があります)。

現状、多くのアプリケーションはGoogleやApple、あるいはFirefox等によって管理されています。開発者の作成したアプリケーションは、このような管理主体の元で管理・販売されます。開発者はその見返りとして、売上の一部を管理主体に対して支払います。

この仕組みは危険なアプリケーションを弾いたり、利用者の利便性を高めたりする上で有効なことは確かです。管理主体の審査があるからです。また、1箇所(Apple storeやGoogle Playなど)に集約されているので、必要なアプリケーションを簡単に探せます。こうしたところで配布されているアプリケーションは、すくなくとも野良アプリよりはずっと安全でしょう。

一方で、この仕組みには欠点もあります。一番の欠点は、開発者が多くの手数料を支払われることです。App StoreやGoogle Playを通じて売上が発生した場合、開発者はその30%を手数料として管理主体に対して支払います。これを安いと見るか高いと見るかはその人次第ですが、この配分に不満を持つ開発者は少なくありません。

かといって、手数料を穴埋めするために値上げを行えばそれはユーザーにとって不利益なになります。高い手数料は開発者とユーザー、どちらにとってもマイナスになるのです。この問題点を解消するために開発されたのが分散型アプリケーションという仕組みです。

分散型アプリケーションには管理主体が存在せず、ブロックチェーンによって自動で管理されます。管理主体が存在しないので、当然管理主体に支払う手数料も存在しません。代わりにブロックチェーンを支えるマイナーなどに支払う手数料が必要になりますが、その金額は微々たるものです。

ブロックチェーンは世界中のコンピュータに分散保存されるため、サーバダウンの心配も殆どありません。このような高度な分散化は開発者、ユーザーにより多くの利益をもたらす可能性を秘めています。そして、この分散型アプリケーションを開発するためのプラットフォームが「Ellaism」です。

Ellaismの基本的な仕組み

Ellaismは、分散型アプリケーションを開発するためのプラットフォームです。ビットコインはブロックチェーン上に取引データを記載しますが、Ellaismはブロックチェーン上に分散型アプリケーションを構築します。開発言語はSolidityです。Solidityはチューリング完全(どんな命令でも行えること)を可能にするという点で、従来のプログラミング言語よりも優れていると言えます。

Ellaism内部ではELLAが支払手段として機能します。Ellaismのブロックチェーン上で可動する分散型アプリケーションが増えるほど、ELLAの需要も高まります。

Ellaismはイーサリアムから派生したシステム

Ellaismはイーサリアムという分散型アプリケーション開発プラットフォームをもとに作成されたものです。そのため、基本的な機能は同じです。

イーサリアムの内部で使われる仮想通貨「Ether」は、仮想通貨時価総額ランキングで長年2位の座を維持しています。一方、ELLAは1000位を下回っています。

2017年2月にはイーサリアムをビジネスに活用するための「イーサリアム企業連合」が設立されています。連合にはJPモルガン、マイクロソフト社、アクセンチュア、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが加盟しており、その期待度の高さが伺えます。実際に分散型アプリも複数開発されています。

それならすでに稼働し始めていて時価総額も高いイーサリアムを使えばいいのでは、と思われるかもしれませんが、Ellaismにはイーサリアムにはない大きな長所があります。プレマインを行っていない、ということです。

プレマインは長期的な価格にマイナスの影響をもたらす

プレマインとは、仮想通貨が広く公開される前に行われる、開発者やその関係者によって行われるマイニングです。マイニングとはブロックチェーンに取引情報を記載し、その見返りとして報酬(仮想通貨)を受け取る仕組みのことです。ここではマイニングを行うと報酬が受け取れる、ということだけ覚えておいていただければ問題ありません。イーサリアム(Ether)の場合、1200万枚がプレマインされました。

プレマインを行う理由は、開発者達のモチベーションの維持と利益の確保、あるいは開発資金の確保です。事前に仮想通貨を確保しておけば、その後価格が上がったときにそれを売却することによって利益を得られます。その利益を開発資金に回せば、開発がさらに加速し、価格はさらに上昇します。

一方で、仮想通貨の中には詐欺的なものも少なくありません。開発をほとんど行わず、バブルで一時的に吹き上がったところでプレマインで得た仮想通貨を売り飛ばして利益を確保し、とんずらするような不逞な開発者が少なからず存在することは間違いありません(イーサリアムがそうである、と言っているわけではありません)。

また、プレマインは将来的に売り圧をもたらす可能性があります。莫大な仮想通貨を保有する開発者達がプレマインで得た分を売ろうとすれば、必然的に売り圧は高まり、価格は下がります。

一方、Ellaismはプレマインを一切行っていません。そのため詐欺や将来的な売り圧の可能性は低いと言えます。

Ellaismは寄付で運営されている

プレマインを行わずにどうやって開発資金を確保しているのか、と思われた方は多いかと思いますが、答えは簡単で「寄付」です。そうして集められた資金はブロックチェーン上で管理され、公開されるため、寄付で得た資金を無意味なことに使われることもありません。

寄付で運営が行われているため、お世辞にもその開発スピードは早いとは言えませんが、そのかわりコミュニティーの合議制によって決断が行われるため、開発者に不満がある場合はそれを排除できます。

Ellaismはハードフォークしない

Ellaismはハードフォークしません。ハードフォークとは、簡単に言えば互換性のないアップデートです。イーサリアムは過去にハードフォーク、及びそれに伴う分裂騒動がありました(その際にイーサリアムクラシックが誕生しました)が、Ellaismにはそのような心配がありません。

ハードフォークなしで健全なアップデートが行えるのか、と思われるかもしれませんが、EVMのパフォーマンスを向上させるなどの対策で十分乗り切れます。
》ハードフォークについて詳しく知りたい方はこちら

筆者が考えるELLAの今後の将来性

現時点では、あまり期待していません。たしかにプレマインを行っていない事によるメリットはありますが、それ以上にプレマインを行っていないことによる開発資金不足が目につくからです。

また、ライバルのイーサリアムが非常に強大であるという問題も無視できません。イーサリアム(Ether)は時価総額2位、大企業も注目する世界的なプロジェクトです。NEOやLISKなどのプラットフォームも独自に勢力を伸ばしており、ここにEllaismが入り込んでいける余地があるようには思えません。

ELLAが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外の仮想通貨取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを通じて購入しましょう。

ELLAが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
  • Stock.Exchange
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