ECOBのスキャム疑惑は本当?ECOBの実態と今後の将来性を徹底調査!

ECOBのスキャム疑惑は本当?ECOBの実態と将来性を調査

ECOBの概要

通貨名称 ECOB(Ecobit)
最大発行数 88億9000万枚
公開日 2017年7月
公式サイト https://www.ecobit.io/
ホワイトペーパー

ECOBの特徴や目指しているもの

ECOB(Ecobit/エコビット)は、環境保護やエコロジーに関する研究へ投資するための仮想通貨です。NEM(XEM)のプラットフォームを活用して開発された仮想通貨であり、投資家はECOBの購入を通じてプロジェクトに投資できます。投資先のプロジェクトが十分な効果を上げた場合、ECOBの価格も値上がりするため、大きな利益を得られます。

環境と経済の関係性

環境と経済には密接な関係があります。非常に大雑把に言えば、経済が発展するとそのぶん環境問題が発生しやすくなるのです。例えば、世界でいち早く産業革命を成し遂げたイギリスは、その経済力と軍事力を背景にアジア・アフリカを中心に植民地主義を展開しましたが、その際に農耕地を拡大するために大規模な森林破壊を行いました。

日本でも明治時代の産業革命によって経済が急速に成長し、その結果日本の経済力は大幅に向上しましたが、足尾銅山の開発により銅山周辺や川の下流に大きな害が出るなど、環境汚染も深刻化しました。

化石燃料、特に石油が産業で広く使われるようになった19世紀後半以降は世界全体における二酸化炭素の排出量が増加し、一国や特定の地域の取り組みでは解決できないような、地球規模での環境悪化も目に見えるようになりました。

これらの問題は1970年代頃に人類共通の問題として認識されるようになったものの、工業化を推進してきた先進国と、これから工業化を成し遂げようとしている発展途上国の間ではその認識や都合に大きな差異があり、足並みが揃わないのが現状です。

このように、経済活動は一般的に環境に対して負の影響を与えることが多いです。だからといって経済活動を止めてしまえば現在の生活は成り立たなくなってしまいます。便利な生活に慣れきって現代人に耐えられるものではありませんし、仮に政府がそれを強引に推進したとしても、雇用の悪化、経済の低迷で批判されるのは目に見えています。

仮想通貨と地球環境

仮想通貨は地球環境に対してどのような影響を与えるでしょうか。仮に仮想通貨が法定通貨に取って代わるような事態に発展した場合、紙幣や硬貨の製造コスト、それを流通・保管させるためのコストが抑えられるようになりますが、一方で仮想通貨を生産・維持するためのコストがかかるようになります。どちらが大きいかは不明ですが、現状、ビットコインのマイニングには毎日大量の電気が消費されており、これを問題視する人が少なくないのは確かです。

気候変動に関する研究を掲載しているアメリカの「Nature Climate Change」には、ハワイ大学マノア校のCamilo Mora氏によるビットコインマイニングに対する批判が掲載されています。

Mora氏によれば、ビットコインの予測使用量を参考にした場合、ビットコインにマイニングによって今後30年で2度以上の温度上昇を引き起こす二酸化炭素が排出されるとのことです。これについては単純化しすぎているという批判もありますが(ビットコインの予測使用量は非常に曖昧です)、ビットコインのマイニングに大量の電力消費が行われているのは事実です。

ECOBはそうした仮想通貨に対する負のイメージを一新する可能性を秘めた、環境に優しい仮想通貨です。環境問題の研究に使われるだけでなく、自信も環境負荷を掛けないマイニング形式を採用しています。

ECOBの2つの目的

ECOBは主に2つのプロジェクトのために使用されます。すなわち、水産養殖(アクアポニックス)とスピルリナ農業です。

水産養殖(アクアポニックス)とは

水産養殖(アクアポニックス)とは、「最も地球にやさしい農業」と言われている新しい農業です。新しい農業といいつつもそのルーツは今から約1000年前、西暦1000年頃のメキシコで行われていた農法「チナンパ」までさかのぼります。近世から現代にかけてはほとんど注目されていませんでしたが、地球環境に優しく、なおかつ生産性も維持できることから、近年存在感を増してきています。

水産養殖とは簡単に言えば、カタツムリや魚類などの水生生物と植物を1つのシステムの中で一緒に育てる仕組みのことです。そうすることによって、水生生物が出した排出物を微生物が分解し、植物がそれを吸収して酸素と栄養素を作り、水を浄化します。酸素と栄養素は水生生物にとって有用なものです。

水生生物と植物が互いにいい影響を与えつつ水を浄化していくという、両者にとってはもちろん人間にとっても有用な仕組みです。水生生物と植物を同時に育てるため生産性が高く、水をきれいにするコストも削減できます。

スピルリナ農業

スピルリナ農業とは、単細胞微細藻類の「スピルリナ」を活用した農業です。水温30~35度の高いアルカリ性の水の中に生息し、陸上植物のように光合成を行います。

スピルリナは光合成を行うことによって急激に成長します。この際に二酸化炭素をタンパク質や栄養素などに変えて蓄え、酸素を放出します。水をきれいな状態に保ったまま、酸素を増やすことが出来ます。その豊富な栄養素から、将来の食料源としても注目されています。

生産と供給のトレーサビリティ

Ecobitのプラットフォーム上で製造された製品の流通過程(生産者から消費者までの道のり)は全てブロックチェーン上に記録されます。そのため、消費者は簡単にその商品の流通経路を調べることができます。ブロックチェーンに記載された情報を改竄ずるのは極めて困難であり、情報は十分信頼できます。近年は食の安全性が問題視されることも多いですが、Ebobitはその問題を解決しています。

環境に優しいProof of Stakeを採用

ECOBはコンセンサスアルゴリズムにPoS(Proof of Stake)を採用しています。コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンの健全性を維持するための仕組みです。もう少し噛み砕いて言えば、「分散型取引台帳への記帳(新しいブロックの生成)を誰に行わせ、報酬を与えるか」についてまとめたルールブックです。

分散型台帳には記帳を請け負ってくれる中央管理人が存在しないため、ユーザーが変わりにそれを行う必要があります。その記帳を誰に任せるか、そしてその仕事に対してどのような報酬を与えるかについてまとめたのがコンセンサスアルゴリズムです。

コンセンサスアルゴリズムと一口に言ってもいろいろありますが、最もメジャーなのは「PoW(Proof of Work)」です。これは簡単に言えば、複数人で同時に計算競争を行い、最も早く解いた者に対して記帳の権利と報酬を与えるという仕組みです。ビットコイン、ライトコイン、ビットコインキャッシュなど、多くの仮想通貨で採用されています。

PoWはハッキングに強く、通貨の流動性を妨げないという長所があります。一方で計算競争になるため競争について来れない弱小マイナーが淘汰されやすく、その結果マイニングの寡占化が起こりやすいというデメリットがあります。また、膨大な量の計算を行うため、消費電力量も大きくなりがちです。

一方、PoSは仮想通貨の保有量に応じて承認作業を行う権利を割り振る仕組みです。大量の通貨を保有している人は頻繁に記帳が行なえます。少量の通貨を保有している人も、それよりも低い頻度ですが記帳が行なえます。

この仕組みは弱小マイナーが淘汰されないため、より高度な分散化が可能になります。また、計算競争も生まれないため、消費電力量も少なくて済みます。ECOBは環境保護プロジェクトを支援するだけでなく、自らも環境に優しい存在なのです。

ただし、PoSは通貨を保有することがプラスにつながるため、通貨を使用するモチベーションが下がり、その結果通貨の流動性が阻害されるという一年もあります。PoSといえども万能ではないことは覚えておきましょう。

スキャム疑惑とその解消

ECOBはかつて、スキャム案件と言われていました。スキャムとは直訳すれば「詐欺」です。仮想通貨の世界においては詐欺プロジェクトととそうでないプロジェクトの線引きが難しいのですが、ECOBはプロジェクトの実現可能性が乏しく、ユーザコミュニティでステルスマーケティングを行っていたことなどが問題視されたようです。

現在もプロジェクトは続いていますが、その実現性に対しては疑問を投げかける人も少なくありません。

筆者が考えるECOBの今後の将来性

現時点では、あまり期待していません。前述の通り、ECOBはその実現可能性について疑問を持たれています。ECOBよりも資金力が豊富な企業や研究機関は複数あり、ECOBがそれに勝つのは現実問題かなり難しいと言えるのではないでしょうか。

もし環境保護技術を新たな投資先として考えているのならば、ECOBよりもそうした研究を行う企業の株式にでも投資したほうが良いかもしれません。

ECOBが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外の取引所に上場されていますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。

ECOBが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
  • YoBit
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