ECOBの特徴や将来性、ECOBが購入できるおすすめの取引所

ECOBのスキャム疑惑は本当?ECOBの実態と将来性を調査

ECOB(Ecobit/エコビット)の概要

通貨名称 ECOB(Ecobit/エコビット)
最大発行数 88億9000万枚
公開日 2017年7月
公式サイト https://www.ecobit.io/
ホワイトペーパー

ECOBの特徴や目指しているもの

ECOBは、環境保護やエコロジー関連の研究開発に投資するための暗号資産です。投資家はECOBの購入を通じて、環境保全を目的とするプロジェクトに投資できます。

ECOBの仕組み

ECOBは主に、水産養殖(アクアポニックス)とスピルリナ農業という2つのプロジェクトのために使用されます。

もっとも地球にやさしいといわれる「水産養殖(アクアポニックス)」

水産養殖(アクアポニックス)とは、「最も地球にやさしい農業」と言われている新しい農業です。新しいといいつつもそのルーツは今から約1000年前、西暦1000年頃の中南米で導入されていてた農法「チナンパ」までさかのぼります。近世から現代にかけて一度廃れた農法ですがが、地球環境に優しく、なおかつ生産性も維持できることから、近年存在感を増してきています。

水産養殖とは簡単に言えば、水生生物と農作物を1つの生態系の中で育てる農業です。そうすることによって、水生生物が出した排出物を微生物が分解し、植物がそれを吸収して酸素と栄養素を作り、水を浄化します。酸素と栄養素は水生生物にとって有用なものです。

水生生物と植物が互いにいい影響を与えつつ水を浄化していくという、両者にとってはもちろん人間にとっても有用な仕組みです。水生生物と植物を同時に育てるため生産性が高く、水をきれいにするコストも削減できます。

スピルリナ農業

スピルリナ農業とは、水温30~35度の高いアルカリ性の水の中に生息し、陸上植物のように光合成する単細胞微細藻類「スピルリナ」を活用した農業です。

スピルリナは光合成をによって急激に成長します。このときに二酸化炭素をタンパク質や栄養素などに変えて蓄え、酸素を放出します。水をきれいな状態に保ったまま、酸素を増やすことが出来ます。その豊富な栄養素から、将来の食料源としても注目されています。

生産と供給のトレーサビリティ

Ecobitのプラットフォーム上で製造された製品の流通過程(生産者から消費者までの道のり)は全てブロックチェーン上に記録されます。そのため、消費者は簡単にその商品の流通経路を調べることができます。ブロックチェーンに記載された情報を改竄ずるのは極めて困難であり、情報は十分信頼できます。近年は食の安全性が問題視されることも多いですが、Ebobitはその問題を解決しています。

コンセンサスアルゴリズムにはProof of Stake(PoS)を採用

ECOBはコンセンサスアルゴリズムにProof of Stake(PoS)を採用しています。コンセンサスアルゴリズムと一口に言ってもいろいろありますが、最もメジャーなのは「Proof of Work(PoW)」です。これは簡単に言えば、複数人で同時に計算競争をして、最も早く解いた者に対して記帳の権利と報酬を与えるという仕組みです。ビットコイン、ライトコイン、ビットコインキャッシュなど、多くの暗号資産で採用されています。

一方、PoSは暗号資産の保有量に応じて承認作業を行う権利を割り振る仕組みです。大量の通貨を保有している人は頻繁に記帳ができますが、少量の通貨を保有している人でも、低い頻度ですが記帳が行なえます。

この仕組みでは弱小マイナーも淘汰されないので、より高度な分散化を実現できます。また、計算競争も生まれないため、消費電力量も少なくて済みます。ECOBは環境保護プロジェクトを支援するだけでなく、自らも環境に優しい存在なのです。

PoSは通貨保有量を増やすことがプラスにつながるため、通貨使用のモチベーションが下がり、その結果通貨の流動性が阻害されるという一年もあります。PoSといえども万能ではないことは覚えておきましょう。

ECOBの将来性

ECOBの将来性は、現時点ではそれほど期待していません。一時期はスキャム疑惑が取りざたされるなど、その実現可能性について疑問を持たれています。ECOBよりも資金力が豊富な企業や研究機関は複数あり、ECOBがそれに勝つのは現実問題かなり難しいと言えるのではないでしょうか。

環境保全を新たな投資先として考えているのならば、ECOBよりもそうした研究を進めている企業に投資するほうが良いかもしれません。

ECOBが日本に上場する可能性

現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外の取引所に上場していますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。

ECOBが購入できる海外の取引所一覧

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