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DYN(duality/デュアリティ)の概要
通貨名称 | DYN(duality/デュアリティ) |
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最大発行数 | 439万枚 |
公開日 | 2017年3月 |
公式サイト | https://duality.solutions/ |
ホワイトペーパー | – |
DYNの特徴や目指しているもの
DYNは、オープンソースで完全に分散された新しい仮想通貨です。完全なスケーラビリティを持ち、ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)などの先発の仮想通貨にはない強みを多数持っています。
DYNの仕組み
DYNでは新しくブロックを生成すると、その見返りとして報酬が受け取れます。ブロック報酬は、DYNが急激なインフレーション(物価の上昇)やデフレーション(物価の下落)を起こさないように調整されます。ブロック報酬はマイナーの状況ではなく、実際の市場価格に基づいて調整されているので、あくまでも市場がブロック報酬を支配するのです。
ブロックの生成間隔
DYNのブロック生成時間は15秒と、ビットコインのブロック生成時間10分(600秒)と比べて40倍も早く、ブロックが概ね4つ生成されると、その取引が承認されたものとみなされるので、取引をしてから承認されるまでにかかる時間は、15秒×4=60秒となります。また、DYNは承認までにかかる時間も短いため、日常的な店舗での決済にも使うことができます。
効率の良いCPUマイニングを確保
DYNのマイニングのコンセンサスアルゴリズム(仕組み)はProof of Work(PoW)を採用しています。これは簡単に言えば、世界中のマイナーが同時に計算をして、その計算を最も早く解いたものに対して報酬が与えられる仕組みです。
ASIC耐性でマイニングの間口を広げる
また、マイニングに特化した特定用途向け集積回路(ASIC)に対する耐性(ASIC耐性)を持っているため、CPUやGPUでもマイニングが可能です。ASIC耐性を持つ仮想通貨はCPUやGPUと言った個人でも入手可能なパーツでのマイニングが主流となるため、競争の過剰な激化やその結果起こりうる寡占を効果的に防ぐことができます。
DYNのブロックサイズは無制限
DYNのブロックサイズには制限がないため、ブロックには無制限に取引を格納することができます。必然的にスケーラビリティ問題も発生せず、すべての取引が効率的かつ確実に実行できる一方、ブロックサイズが大きくなりすぎることでマイニングが難しくなるというデメリットもあります。
DYNの将来性
現時点では、あまり期待していません。性能自体は悪くないかと思いますが、他の銘柄にはない独創的な点が見られませんし、知名度も不足しているように見えます。今のままでは、メジャーな仮想通貨のシェアを取ることは難しいのではないでしょうか。
DYNが日本に上場する可能性
現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。