DNRとは?DNRの特徴と今後の将来性を徹底解説

DNRとは?DNRの特徴と将来性を解説

DNRの概要

通貨名称 DNR(Denarius)
最大発行数 1000万枚
公開日 2017年7月2日
公式サイト https://denarius.io/#intro
ホワイトペーパー

DNRの特徴や目指しているもの

DNR(Denarius)は、ビットコインをベースにした、高速送金と信頼性のあるアルゴリズムが特徴の仮想通貨です。最も一般的に使用される、つまり現状のビットコインの地位を目指す新興仮想通貨であり、日常的な使いやすさを重視しています。

Denariusという名称の由来は古代ローマ時代の通貨「Denarius」であり、仮想通貨DNRも「新しい時代の古代通貨」という謳い文句のもとに宣伝されています。

DNRをビットコインと比較してみよう

DNRはビットコインをベースにした仮想通貨であり、基本的な仕組みは似ていますが、DNRは全体的にビットコインよりも日常的な使用に適した設計になっています。具体的には、以下のような点で優れています。

DNRは高速送金が可能

DNRの送金時間は約5分で、ビットコインの約60分を大幅に上回っています。「DNRは30秒」「ビットコインは10分」という書き方をしているサイトも見られますが、それは正確ではありません。これらの時間は「ブロック生成時間」であって、「送金時間」ではありません。

ビットコインのブロック生成時間は約10分です。つまり、約10分毎に1つ新しいブロックが生成されるわけです。しかし、ブロックを生成した直後はまだそのブロックが改ざんされるリスクが高いため(ブロックチェーンを分散保存しているサーバー全てにブロックが追加されたことが知らされていないからです)、すぐに送金完了とみなすのは危険です。

このリスクを下げるためには、そのブロックの後ろに新しいブロックが追加されるのを待つ必要があります。新しいブロックが追加されればされるほど、そのブロックが改ざんされるリスクは低くなります。

問題はいくつブロックが追加されればリスクが十分に低くなるかということですが、一般的には6ブロック以上追加されると、十分にリスクが低くなったと判断されることが多いです。これを「承認数が6である」といいます。

承認数をいくつにするかは、取引所や事業者が自由に決められます。商品を売る側が「承認数0でも送金が完了したものとみなす」とすれば、商品を渡すことは可能です。ただし、それでは商品は渡したのに対価のビットコインを受け取ることができなくなる可能性が高くなってしまいます。

それを防ぐために、取引所や事業者はある程度承認数を多くする必要があるのです。ビットコインでは承認数を6以上にすることを推奨しているので、10分×6=60分の送金時間がかかる、と言えるわけです。

一方、DNRはブロック生成時間が30秒、推奨承認数が10なので、送金時間は30秒×10=300秒=5分となります。60分で送れる通貨と5分で送れる通貨、どちらが決済手段として優秀かは言うまでもありませんね。

DNRはコンセンサスアルゴリズムがハイブリッド式

ビットコインはコンセンサスアルゴリズムに「PoW」を採用していますが、DNRは「PoW」と「PoS」の2つを採用しています。

コンセンサスアルゴリズムとは、仮想通貨のブロックチェーンの正確性を担保するための仕組みです。「誰が仮想通貨の取引の承認をし、その見返りとして報酬を受け取るか」についてまとめられたルールブック、ということもできます。

分散型の(つまり、多くの)仮想通貨には中央管理者が存在しませんが、それでも誰かが正確に記帳(マイニング)を行う必要があります。記帳が正確でないと、通貨として成り立ちません。

しかし、世の中には何の見返りも求めず記帳をしてくれるような酔狂な人はなかなかいません。そこで多くの仮想通貨では、記帳をしてくれた人に見返りとして新規発行分の仮想通貨+取引者が支払った仮想通貨を与えるという仕組みを採用しています。要するに、記帳すると、お金がもらえるのです。ビットコインもDNRもこの仕組みを採用することによって、ブロックチェーンの正確性を保っています。

PoWの仕組みのもとでは、計算能力が高いコンピュータ(の保有者)が記帳を行い、その見返りとして報酬を受け取ります。正確に言えば、世界中で計算競争を行い、最も早く計算を解いたコンピュータ(勝者)が記帳を行います。計算競争は虱潰しに正解を探すものであるため、計算能力の低いコンピュータでも勝者になれる可能性は0ではありませんが、基本的には計算能力の高いコンピュータが勝ちます。

この仕組みはブロックチェーンの改ざんが生まれにくいというメリットがある反面、電力消費量が多く、マイニングの寡占化が起こりやすい(計算能力が高いコンピュータを保有している個人やグループでないと黒字になるほど稼げないため)という欠点があります。

一方、PoSは仮想通貨の保有量に応じて記帳の権利が割り当てられる仕組みです。通貨をたくさん保有しているコンピュータには頻繁に記帳の権利が割り当てられますし、少ししか保有していないコンピュータにはたまにしか割り当てられません。

この仕組は計算競争ではないため、電力消費量を抑えることができるほか、計算能力が高くないコンピュータでも容易に黒字にできるため、マイニングの寡占化が生まれづらいというメリットがあります。

DNRは2つのコンセンサスアルゴリズムを併用することで、その安全性を高めています。

DNRはGPUでマイニングできる

ビットコインはマイニングにASICが事実上必要不可欠ですが、DNRはGPUでもマイニングできます。

ASICとは、特定の用途のために作成された集積回路です。簡単に言えば「マイニングに特化した計算能力の高いコンピュータ」です。ASICはGPUやCPUと比べて極めて高速にマイニングできます。

ビットコインのマイニングを行うマイナーはほぼ確実にASICを導入していると言っても過言ではないでしょう。

一方、DNRはASIC耐性があるため、ASICによるマイニングは困難です。ASICは1つのハッシュ関数しか採用していない仮想通貨のマイニングには強くても、複数のハッシュ関数を採用しているマイニングは苦手という特徴があります。DNRは3つのハッシュ関数を採用しているため、ASICには極めて強いです。

そのかわりより安価で誰でも手に入れられるGPUでマイニングできるため、特定のマイニンググループにマイニングの権利や報酬が集中しづらく、高度な分散化が果たせます。

筆者が考えるDNRの今後の将来性

現時点では、あまり期待できないと思っています。技術的には見るべき面もあるのですが、技術に傾倒しすぎてそれを普及させることが疎かになっている感があるからです。

仮想通貨を世の中に浸透させるには、技術や性能だけではなく、広告活動も必要不可欠です。どんなに優秀な仮想通貨も、使われなければ意味がありません。DNRはそうした活動に対して消極的であり、ロードマップも公開されていません。このままでは普及は難しいでしょう。

DNRが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで買うようにしましょう。

DNRが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
  • CoinExchange
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