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DIME(Dimecoin/ダイムコイン)の概要
通貨名称 | DIME(Dimecoin/ダイムコイン) |
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最大発行数 | 5390億枚 |
公開日 | 2013年12月 |
公式サイト | https://www.dimecoinnetwork.com/ |
ホワイトペーパー | https://www.dimecoinnetwork.com/dime/dimecoin.pdf |
DIMEの特徴や目指しているもの
DIMEは、高い安全性と非常に多い発行枚数、強力なコミュニティが特徴の暗号資産です。Quarkという暗号資産をベースに開発されていますが、すでに時価総額ではQuarkを逆転しています。
DIMEの仕組み
DIMEの取引時間は公式発表で約7秒と、数ある暗号資産の中でも非常に高速な部類に位置しており、店頭決済にも十分耐えうるレベルです。もちろんビットコインと同様に個人間の直接送金にも使えます。
発行枚数は5390億枚で、ビットコインの2100枚やライトコインの8400万枚はもちろん、メジャーな暗号資産の中ではけた違いに多いリップル(XRP)の1000億枚も大きく上回っています。発行枚数が多くなるとその分単価が安くなり、大量買いがされやすくなるので価格が高騰しやすくなるという特徴があります。
強みとなる「ハッシュ関数の複数採用」
ほとんどの暗号資産はハッシュ関数を1つだけ採用していますが、この仕組みには欠点があります。ASICという特別な集積回路でのマイニングが容易になってしまうのです。ASICとは特定用途のために作られた集積回路であり、CPUやGPUと比べて高額・高性能です。
ASICでのマイニングが中心になると、高額な計算資源を用意できないマイニンググループが離脱して、マイニングが寡占されるリスクが生じます。寡占化は分散化を目指す暗号資産の理念に反していますし、51%攻撃(詳細は省略しますが、特定のマイニンググループが51%以上の計算力を支配した場合に起こりうる攻撃のこと)の懸念も生まれます。
これを解決するために、いくつかの暗号資産では複数のハッシュ関数を採用していて、DIMEでは6種類のハッシュ関数を採用しています。こうした暗号資産は、安価で個人や弱小マイナーでも購入できるCPUやGPUでもマイニングできます。
DIMEの将来性
DIMEの将来性は、現時点では多少期待できると考えています。仕組み自体はそこまで優れているわけではありませんが、コミュニティの強力さは一定の評価ができます。SNSアカウントも頻繁に活動しており、アップデートの報告などが行われています。分散投資先の1つとしては、選択肢に入るかと思います。
DIMEが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場していますので、気になる方はそちらを利用するといいでしょう。
DIMEが購入できる海外の取引所一覧
- Cryptopia
- Livecoin
- YoBit