目次
DGB(DigiByte/デジバイト)の概要
通貨名称 | DGB(DigiByte/デジバイト) |
---|---|
最大発行数 | 210億枚 |
公開日 | 2014年1月 |
公式サイト | http://dgbjapan.com/ |
ホワイトペーパー | – |
DGBの特徴や目指しているもの
DGBは、2014年に誕生した比較的長い歴史がある暗号資産です。ビットコインを順当に進化させた性能が特徴であり、ビットコインよりも高速なブロック生成と高い攻撃耐性、安定したマイニング難易度が大きな特徴です。
海外産のアルトコインには珍しく、日本語の公式サイトや公式SNSが稼働しているなど、日本での展開にも力を入れています。
DGBの仕組み
DGBのブロック生成スピードは15秒と、ビットコインと比べると約40倍も早く、他のアルトコインと比べてもかなり高速です。ブロックサイズは2年毎に2倍に増加し、最終的には10MBになります。
ブロック生成スピードが40倍、ブロックサイズは10倍なので、理論上はビットコインの400倍のトランザクションを処理できます。現時点の処理能力は1秒あたり560件ですが、2035年には28万件にまで増加する予定です。
5つのハッシュ関数で51%攻撃のリスクを軽減
DGBはコンセンサスアルゴリズムにメジャーなProof of Work(PoW)を採用していますが、以下の5つのハッシュ関数を併用することによって、51%攻撃のリスクを軽減しています。
- SHA-256
- Scrypt
- Groestl
- Skein
- Qubit
ハッシュ関数とは、1つの元データを与えると、別の1つの新データを返す特殊な関数です。新データから元データを逆算するのは極めて難しく、時間的な・経済的な成約を考えると実質的には不可能に近いです。
PoW下でのマイニングは、大雑把に言えば適切な新データに変換される元データを探す作業です。採用しているハッシュ関数や、適切な新データの定義は暗号資産によって異なります。ビットコインではSHA-256というハッシュ関数を採用しているので、先頭の16桁が全て0になるものを適切な新データと定義しています。
通常、1つの暗号資産は1つのハッシュ関数を採用しますが、DGBでは5つのハッシュ関数を採用しており、これに合わせるようにブロックチェーンも5つ存在しています。個々のブロック生成スピードは約75秒ですが、5つブロックチェーンがあるので、実質的なブロック生成スピードは15秒になるのです。
この仕組みでブロックチェーンの悪意ある攻撃を成功させるためには、1つのハッシュ関数で93%、その他の4つのハッシュ関数で51%の計算能力を得る必要があります。これは通常の51%攻撃よりも遥かに難しいので、51%攻撃のリスクを軽減することができるのです。
DGBの将来性
DGBの将来性は、現時点ではなかなか有望であると考えています。ビットコインと比べて評価すべき点が多数あり、日本でのマーケティングに積極的なのも魅力です。一方で開発はかなりの長期間に渡って行われるため、短期的な投資にはあまり向いていません。長期保有の銘柄と考えたほうがいいかもしれません。
DGBが日本に上場する可能性
日本向けの広報に積極的な一方で、現時点では日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに海外の複数の取引所に上場していますので、そちらを利用するといいでしょう。
DGBが購入できる海外の取引所一覧
- OKEx
- Poloniex
- Upbit