DGBの特徴や今後の将来性を詳しく解説!

DGBの特徴・将来性を解説

DGBの概要

通貨名称 DGB(DigiByte)
最大発行数 210億枚
公開日 2014年1月
公式サイト http://dgbjapan.com/
ホワイトペーパー

DGBの特徴や目指しているもの

DGB(DigiByte/デジバイト)は、2014年に誕生した、比較的古株の仮想通貨です。概ねビットコインの性能を順当に進化させたものであり、ビットコインよりも速いブロック生成スピード、高い攻撃耐性、安定したマイニング難易度が大きな特徴です。

海外産のマイナーなアルトコインとしては珍しく日本語公式サイト・公式ツイッターアカウントが存在するなど、日本国内でのマーケティングにも力を入れています。

ビットコインが抱えている「3つの悩み」

ビットコインは時価総額ランキングで常に1位を保ち続けている、「仮想通貨の王様」です。しかし、一方でこの「王様」には、問題点が少なからず存在します。現状存在するビットコインの大きな問題点は以下の3つ。

  • 仮想通貨の中では送金に時間がかかる
  • スケーラビリティ問題の存在
  • 51%攻撃のリスクが有る

ビットコインはなぜ遅い?

ビットコインの送金時間は、他の多くの仮想通貨と比べると遅いです。送金時間が長い原因は複数ありですが、その中でも特に大きいのがブロック生成スピードの遅さです。

ビットコインはブロックチェーンと言う分散型デジタル台帳によって管理されています。ブロックチェーンはブロックというデータを格納する電子的な容器を1本の電子的な鎖で時系列順につないだもので、世界中のコンピュータに分散保存されます。世界中に分散されているため、中央集権サービスのようなサーバダウンによるサービスの停止や運営側の都合によるルール変更などのリスクが存在しないのが大きなメリットです。

ブロックチェーンに接続された各ブロックにはトランザクション(個別取引)に関するデータが格納されています。このブロックが生成されるスピードが遅いほど、送金にも時間がかかります(もちろん、他の要因にも左右されますが、ここでは省略します)。

ビットコインのブロック生成スピードは10分で、ライトコインの2.5分、モナコインの1.5分、イーサリアムの15秒などと比べると明確に遅いです。ブロック生成スピードが早いとセキュリティ上のリスクが高まるため、早ければ早いほど良いというわけでもないのですが、それにしてもやはり10分というのは長過ぎます。

ビットコインのブロックサイズは枯渇しつつある

ビットコインのブロックチェーンのブロック容量(入れられるデータの大きさ)は1MBです。1つのブロックには、概ね4000件のトランザクションのデータを格納できます。

一方、ブロック生成スピードは前述の通り10分です。600秒で4000トランザクション、1秒で6.66件のトランザクションを処理できるわけです。これはクレジットカードの4000~6000件、リップル(XRP)の1500件、イーサリアムの15件と比べると少なく、このままでは世界中で使用される決済手段にはなりえません。

仮に処理能力を上回るトランザクションが行われた場合、ブロック生成を待つトランザクションが滞留することになり、送金にかかる時間が長くなります。このような現象を「送金詰まり」といいます。送金詰まりはビットコインが高騰した2017年後半~2018年初頭にかけて大きな問題となり、利用者を困られました。現在は取引が低調になったため送金詰まりは解消傾向にありますが、将来再び高騰した場合に再度発生する可能性は高いです。

51%攻撃とは

51%攻撃とは、コンセンサスアルゴリズムにPoW(Proof of Work)を採用している仮想通貨に見られる脅威のことです。51%攻撃が行われると、正当なトランザクションが拒否されたり、不当なトランザクションが承認されたりしてしまいます。

コンセンサスアルゴリズムとはブロックチェーンに記帳する際のルールで、PoWは最も計算を早く終えたマイナーが記帳し、見返りに報酬を得るというルールです。

PoWの仕組みでは、悪意ある特定の個人もしくはグループが採掘速度(計算能力)の51%を支配した場合に、51%攻撃が行われるリスクが高まります。51%攻撃によって攻撃者が得られる利益は、正当なマイニングで得られる利益よりも少ないため、各自が損得を考えて行動すれば51%攻撃は起こらないはずですが、理論上のリスクとしては無視できません。

DGBはこんなにもすごい!

ここまでビットコインの問題点についてお話してきましたが、ここからはDGBがこれらの問題をどのように解決したのかをお話いたします。

DGBのブロック生成スピードは15秒、容量はどんどん増えていく

DGBのブロック生成スピードは、わずか15秒です。ビットコインの10分と比べて40倍も早く、他のアルトコインと比べてもかなり高速です。

また、ブロックサイズは2年毎に2倍に増加し、最終的には10MBになります。ブロック生成スピードは40倍、ブロックサイズは10倍なので、理論上はビットコインの400倍のトランザクションを処理できます。

現時点の処理能力は1秒あたり560件ですが、2035年には28万件にまで増加する予定になっています。

5つのハッシュ関数で51%攻撃のリスクを軽減

DGBはビットコインと同じくPoWを採用していますが、以下の5つのハッシュ関数を併用することによって、51%攻撃のリスクを軽減しています。

  • SHA-256
  • Scrypt
  • Groestl
  • Skein
  • Qubit

ハッシュ関数とは、1つの元データを与えると、別の1つの新データを返す特殊な関数です。新データから元データを逆算するのは極めて難しく、時間的な・経済的な成約を考えると実質的には不可能に近いです。

PoWの下でのマイニングは大雑把に言えば、適切な新データに変換される元データを探す作業です。採用しているハッシュ関数や、適切な新データの定義は仮想通貨によって異なります。例えば、ビットコインはSHA-256というハッシュ関数を採用しており、先頭の16桁が全て0になるものを適切な新データと定義しています。通常、1つの仮想通貨は1つのハッシュ関数のみを採用します。

しかし、DGBでは5つのハッシュ関数を採用しており、これに合わせるようにブロックチェーンも5つ存在しています。個々のブロック生成スピードは約75秒ですが、5つブロックチェーンがあるので、実質的なブロック生成スピードは15秒になるのです。

この仕組みのもとでブロックチェーンの悪意ある攻撃を成功させるためには、1つのハッシュ関数で93%の、その他の4つのハッシュ関数で51%の計算能力を得る必要があります。これは通常の51%攻撃よりも遥かに難しいです。

なお、5つのハッシュ関数のうち、SHA-256とScryptはASICという高額な専用機器で行うことを前提としていますが、残りの3つはGPUという安価な汎用性の高い機器で行うことを前提としています。ASICだけを大量に持ってもSHA-256とScrypt以外のハッシュ関数の計算能力は得られません。

難易度調整の仕組み

マイニングには難易度調整という仕組みがあります。難易度調整とは、ブロック生成スピードが常に一定になるように調整することです。ブロック生成スピードが早すぎる場合は、計算の難易度を上げてブロック生成によりかかる時間を長くします。逆にブロック生成スピードが遅すぎる場合は、計算の難易度を下げて、ブロック生成にかかる時間を短くします。

マイニングを行うための機材は年々進化するため、難易度調整を行わないとブロック生成スピードがどんどん早まってしまいます。一方で短期的にはスピードが遅くなることもあります。

ビットコインの難易度調整は約2週間毎に行われるため、難易度がばらつきがちです。一方、DGBの難易度調整は1ブロック(15秒)毎に行われます。そのため難易度は常に安定します。

スマートコントラクトに並ぶ「DIGUSIGN」とは

DIGSIGNとは、イーサリアムのスマートコントラクトのような機能です。政府関連、法的、貿易、医療など、多くの文書が扱われる業界での活用が期待されます。2017年10月にCitibankが開催したビジネスコンテスト「citi tech for integrity challenge」を受賞しています。受賞すると賞金5000万ドル(約55億円)が受け取れるほか、提携企業のシステムも利用できるため、開発が進みます。

筆者が考えるDGBの今後の将来性

現時点ではなかなか将来有望であると考えています。ビットコインと比べて優秀な機能、DIGISIGNと、評価すべき点は多数あります。日本でのマーケティングに積極的なのも日本人にとってはありがたいことです。一方で開発はかなりの長期間に渡って行われるため、短期的な投資にはあまり向いていません。長期保有の銘柄と考えたほうがいいかもしれません。

DGBが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに海外の複数の取引所に上場されていますので、そちらを利用するといいでしょう。

DGBが購入できる海外の取引所一覧

  • Poloniex
  • OKEx
  • Upbit
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