BTG の将来性や特徴、今後の価格を徹底解説

BTGの今後の将来性

BTG(ビットコインゴールド)の概要

通貨名称 BTG(BitcoinGold)
最大発行数 2100万枚
公開日 2017年11月12日
公式サイト https://bitcoingold.org/
ホワイトペーパー 不明

ビットコインゴールドの特徴や目指しているもの

BTG(BitcoinGold/ビットコインゴールド)は、2017年10月25日に、ビットコインからハードフォーク(分裂)することによって生まれた新しい仮想通貨です。あくまでもアルトコインの一種である反面、主な性能はビットコインとほとんど変わりません。一方で、ビットコインからアルゴリズムが変更されたことで、今までよりもマイニングに参加しやすくなったという一面もあります。

どうして仮想通貨は分裂するの?

ビットコインの誕生経緯を知る上で欠かせないのが、仮想通貨の「分裂」に対する理解です。仮想通貨は法定通貨と違って、時々分裂することがあります。分裂とは簡単に言えば、今まで1つだったブロックチェーンが2つ以上に分かれて、その先でそれぞれ別の仮想通貨として存在していくことです。

仮想通貨は電子的なデータであるため、比較的簡単に改良(アップデート)が行えるのが大きなメリットです。しかし、どのようなアップデートを行えばいいかという意見がコミュニティ内で簡単にまとまるとは限りません。むしろ、対立することのほうが多いでしょう。仮想通貨に対する人々の考え方はそれぞれ違うからです。

例えば、徹底した非中央集権(A案)を支持する人もいれば、責任の所在を明確にするためにある程度の中央集権(B案)を認める人もいます。両者が話し合ってA案かB案、もしくは両者を折衷した別の案を採用するという結論を出せればいいですが、どうしても折り合いがつかないこともあります。

このようなときには、仮想通貨を分裂させて、A案支持派が望む仮想通貨とB案支持派が望む仮想通貨を両方作ってしまえば、問題を解決させることが可能です。その先どちらがより市場で浸透するか(あるいは両方とも浸透するか、両方とも消えるか)はそれぞれの支持派の努力と運次第です。

2017年8月に誕生したビットコインキャッシュも、もともとは対立によって生まれたものでした。

当時、ビットコインではスケーラビリティ問題が深刻化しつつありました。スケーラビリティ問題とは、ブロックサイズ(1MB)の不足と、それに伴う送金の遅れ、送金手数料の高騰などの、ユーザーにとって不利益な現象のことです。昔は取引自体が少なかったのでこのようなことは起きませんでしたが、取引数が増えるにつれて問題視されるようになりました。

早くて安く送金できることがビットコインの魅力だったはずなのに、その魅力が失われつつあったのです。

当時のビットコインコミュニティは、スケーラビリティ問題について、「取引データを圧縮することによって解決する」という手法を支持する派閥と、「ブロックサイズを拡張することによって解決する」という手法を支持する派閥に別れました。結局折り合いはつかず、ビットコインはビットコイン(データ圧縮派)とビットコインキャッシュ(ブロックサイズ拡張派)に分裂しました。ビットコインにはSegwitと呼ばれる取引データ圧縮技術が搭載され、ビットコインキャッシュのブロックサイズは8MB(ビットコインの8倍)まで拡大されました。

ブロックサイズ拡張派と袂を分かったビットコインですが、今度はマイナーの偏りが問題視されるようになります。マイナーとはビットコインの取引データの帳簿付けをする見返りとして、新規発行分や送金者の支払った手数料などを受け取る立場にいる人達の総称です。

ビットコインでは大規模なマイニングプール(マイニングを組織的に行う団体)がASICと呼ばれる高性能のマイニングツールを利用することによって、利益を寡占しています。そこに個人や小規模な組織が入る余地はありません。

マイニングの寡占は非中央集権という理念から模範していますし、51%攻撃(ネットワーク全体の過半数を特定の個人や組織が占めた場合、不正な取引の承認や正当な取引の拒否が可能になる事によって起こり得る攻撃)のリスクもあります。

その結果生まれたのがビットコインゴールドです。ビットコインゴールドはASICが対応していないEquihashというアルゴリズムを採用しており、これによりマイニングの寡占を防ごうとしています。ビットコインゴールドはGPU(グラフィックボード)と呼ばれる、やや高額なものの個人でも十分買える装置でもマイニングができます。

ビットコインゴールドの仮想通貨としての特徴

ビットコインゴールドは上記のような経緯から生まれた仮想通貨ですが、性能的には正直なところほとんどビットコインと変わりありません。発行枚数はどちらも2100万枚で同じですし、ブロック生成感覚も10分で変わりありません。ブロックサイズもどちらも1MBです。マイニングを行わない、大多数の一般ユーザーから見れば、どちらも同じに見えることでしょう。

筆者が考えるビットコインゴールドの今後の将来性

個人的には、ビットコインゴールドの未来はあまり明るくないと考えています。理由は色々とあるのですが、やはり一番大きいのは目に見える性能がビットコインとほぼ変わらないことです。

ビットコインキャッシュはブロックサイズが8MBになったことにより、送金スピードが早くなりました(最近は取引量の増加によってビットコインキャッシュも送金詰まりを起こすことが増えてきているようですが)。これはユーザーからすれば大きな改良です。

一方、ASICを遮断してマイニングの寡占を防ぐというのは、理念的には立派であっても、ユーザーにとっては正直実感しづらいものです。仮想通貨ユーザーの殆どはマイニングのことなど知らないでしょうし、送金時間が短くなるというようなわかりやすい改良点もありません。そして、ビットコインと同じような性能ならば、知名度があって使える店も多いビットコインでいいや、と多くの人は判断します。

実際、今のビットコインゴールドの時価総額はビットコインの80分の1、ビットコインキャッシュの10分の1と、決して高くはありません。

時価総額ランキングは一時期は5位まで上昇したものの、最近は20位前後をウロウロしています。多くの国内仮想通貨取引所で取り扱い開始となったBCHと違い、国内取引所では取り扱われていません。ビットコインとの明確な違いを打ち出さない限り、今後の上昇は正直厳しいのではないかと思っています。

ビットコインゴールドが日本に上場する可能性

ビットコインゴールドが日本の仮想通貨取引所に上場する可能性は現時点では低いと考えられます。前述の通り、ビットコインゴールドの独自性がなく、わざわざ上場させるほどのものではないと考えられるからです。

ただ、ビットフライヤーなど一部の国内の仮想通貨取引所は将来的にビットコイン保有者に対して、保有量に応じたビットコインゴールドを配布するとしており、その取引所では上場の可能性があります。

ビットコインゴールドが購入できる海外の取引所一覧

  • Cryptopia
  • BITFINEX
  • Bittrex
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