BITCNYの今後の将来性とBITCNYが購入できるおすすめの取引所

BITCNYの概要

通貨名称 BITCNY
最大発行数 -(不明)
公開日 2014年7月
公式サイト https://bitshares.org/
ホワイトペーパー https://www.bitshares.foundation/papers/BitSharesBlockchain.pdf

BITCNYの特徴や目指しているもの

BITCNYは、分散型取引所であるbitsharesで取り扱われている仮想通貨です。常に1BITCNY = 1中国元となるように自動で調整される、いわゆるペッグ通貨(ステーブルコイン)の1種です。そのため投資には向きませんが、長期的な価値の保存や決済手段には向いています。

ペッグ通貨とは?

BITCNYは中国元と連動することをめざすペッグ通貨です。ペッグ通貨とは、仮想通貨の中でも、特定の通貨(主に法定通貨だが、仮想通貨もありうる)と連動するように(交換比率が常に一定になるように)自動で調整されるもののことです。中国元と連動すれば「中国元ペッグ通貨」、米ドルと連動すれば「米ドルペッグ通貨」です。

ペッグとは「釘で固定する」という意味がありますが、ペッグ通貨は交換レートが釘で止められたように固定されます。もちろん市場で取引される以上常に完全にレートが一定になるわけではありませんが、おおむね一定にはなります。

以下のWebサイトでは、BITCNYと中国元の交換レートが公表されていますが、おおむね1BITCNY = 1中国元で推移していることがわかります。

https://www.coingecko.com/en/coins/bitcny/cny

ペッグ通貨誕生の経緯

ペッグ通貨は、従来の仮想通貨の欠点、使いづらさを解決するために作られました。

従来の仮想通貨、例えばビットコインやイーサリアム、ライトコインやビットコインキャッシュなどは、いずれも法定通貨との交換レートが常時変動しています。

例えば当初は1BTC = 1円にすら満たなかったビットコインは2017年末には1BTC = 220万円以上にまで高騰し、その後バブルがはじけたかのように1BTC = 37万円前後にまで暴落するなど、価格変動(ボラティリティ)の大きさはネガティブな要因と言えます。仮想通貨は投資商品としてはボラティリティが極めて大きく、それゆえに多くの人をいわゆる「億り人」に導いてきました。

通貨としての安定性を損なうボラティリティ

一方で、ボラティリティの大きさは、仮想通貨を実際に使う上では邪魔になることもしばしばあります。ちょっと時間が経っただけで価値が大きく変動するような通貨は、決済手段には向きません。1日で5%、10%、あるいはそれ以上に変動するような通貨は誰だって持ちたくないし使いたくもないでしょう。このボラティリティの大きさは、仮想通貨決済を導入したい個人や企業にとって、大きな足かせとなっています。

そこで作られたのがペッグ通貨です。ペッグ通貨は前述の通り法定通貨と連動するように作られているため、ボラティリティはほぼ0といえます。連動対象の通貨が大きく変動することもありますが、そういった現象が起こる可能性はビットコインなどのペッグ通貨でない仮想通貨が大きく変動する可能性と比べればはるかに低いです。

なお、Bitshares内で提供されるペッグ通貨は「スマートコイン」と呼ばれています。スマートコインにはBITCNYのほか、米ドルペッグ通貨の「BITUSD」や円ペッグ通貨の「BITJPY」などがあります。Bitshares外にも米ドルペッグ通貨の「TUSD」や円ペッグ通貨の「JPYZ」などがあり、シェアを競い合っています。

ペッグ通貨にするメリットとは?

ここまで読んで「法定通貨と連動するペッグ通貨なんて面倒なものを使わず、法定通貨を直接使えばいいのでは?」と思われたかもしれません。しかし、ペッグ通貨には法定通貨にはない大きなメリットがあります。

まず、ペッグ通貨は仮想通貨なので、高速かつ安価に遠く離れた人に送金できます。中国人がペッグ通貨を日本に住む人に送金する場合は、ワンクリックで手続きが完了し、数秒~数時間程度で着金します。一方、中国人が中国元を日本に住む人に送金する場合は複数の銀行を介してお金を送るため、時間もかかりますし、費用(銀行に支払う手数料など)もかかります。

また、ペッグ通貨は仮想通貨、すなわち電子データであるため、保管も楽です。現金をたくさん保管するためには大きくて堅固な金庫が必要になりますが、ペッグ通貨は手乗りサイズのハードウエアウォレットでも保管できます。

更に、ペッグ通貨は劣化もしないので銀行などで新しいものに取り換える必要もありません。法定通貨と価格は同じであっても、利便性はより高いのです。BITCNYもそのような、ペッグ通貨の強みを最大限に引き出した仮想通貨であると言えるでしょう。

bitsharesとは

bitsharesは、Invictus Innovation社によって開発された分散型仮想通貨取引所であり、2015年にはCryptonomex社が開発を引き継いでいます。

中央集権型取引所と分散型取引所の違い

仮想通貨取引所は大きく、中央集権型取引所と分散型取引所に分けられます。中央集権型取引所は明確な管理者が存在する取引所であり、Bitbankやbitflyer、GMOコイン、バイナンス、Huobiなどが該当します。これに対して分散型取引所とは、従来の中央集権型取引所のような管理人が存在しないもので、bitsharesやEtherdelta,Kyber Networkが該当します。

「あれ?bitsharesにはCryptonomex社という管理者がいるんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、Cryptonomex社はあくまでも管理者ではなく開発者であり、Cryptonomex社自身は独断で取引所を支えるブロックチェーンに変更を加えることはできず、どうしてもそうしたい場合は同取引所の基軸通貨BTSを保有する人から承認を得る必要があります。

中央集権型取引所を使う場合、必ず仮想通貨を取引するための暗号鍵を管理者に預けなければいけません。そのため、取引所の内部の人間が不正に資金を引き出したり、外部の人間にハッキングされたりする可能性があります。最近は各取引所もマルチシグネチャという技術を使ってこれを防ごうとしていますが、完璧なものではありません。

一方、分散型取引所には管理者がそもそも存在せず、暗号鍵を預ける必要もないため、内部からの不正引き出しや外部からのハッキングのリスクはありません。もちろん、ユーザーが暗号鍵を自らのミスで流出させてしまった場合は話が別ですが、それはユーザーの自己責任です。

分散型取引所にも「取引高が少ない」「サポートがない」などの欠点はありますが、それを差し引いてもメリットが大きく、着実にユーザー数を伸ばしています。Bitshares内の基軸通貨であるBTSも好調に推移しており、取引所自体の将来性の高さが伺えます。

BITCNYを法定通貨に戻すための手順は?

BITCNYは国内外の相手にいつでも自由に送金できますが、これを連動相手の法定通貨に帰る場合にはちょっとした工夫が必要になります。

まず、BITCNYをbitshares内でビットコインなどの他の仮想通貨取引所で取り扱われている仮想通貨に交換します。次に、その仮想通貨を別の仮想通貨取引所に送り、そこで現金に変えます。ビットコインは法定通貨との価格が常に変動するため、ここでもたもたしていると損してしまうかもしれません。

筆者が考えるBITCNYの今後の将来性

BITCNYは前述の通り法定通貨と連動するペッグ通貨ですので、投資の対象とはなりえません。中国元の値上がりを見通して買うというのはありかもしれませんが、法定通貨同士の価格変動は法定通貨と仮想通貨の価格変動よりも限定的なものになります。

ただし、bitshares自体には十分な将来性があります。bitshares自体の将来性を買っているという方は、その基軸通貨であるBTSに投資するといいかもしれません。

BITCNYが日本に上場する可能性

現時点では、日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。

BITCNYが購入できる海外の取引所一覧

  • bitshares
  • CoinTiger
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