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BEAM(ビーム)の概要
通貨名称 | BEAM(ビーム) |
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最大発行数 | 2億6300万枚 |
公開日 | 2019年1月 |
公式サイト | https://www.beam.mw/ |
ホワイトペーパー | – |
BEAMの特徴や目指しているもの
BEAMは、2019年1月に公開されたばかりの、匿名性に優れた暗号資産(匿名通貨)です。ビットコインと比べるとスケーラブルであり、アドレスを使わずに安全・確実・迅速に取引できるのが特徴です。2019年2月にはリクルートが出資したことで、話題となりました。
BEAMの仕組み
BEAMの匿名性を支えているのが、「MimbleWimble」という技術です。MimbleWimbleとはもともとはハリー・ポッターシリーズの原作に出てきた「舌もつれの呪文」です。舌もつれの呪文と同様、MimbleWimbleは個人情報をしっかりと守ります。
プライバシーとスケーラビリティの両立を目指す「MimbleWimble」
MimbleWimbleは「プライバシーの確保」と「スケーラビリティの向上」の両立を目指した技術です。どちらか1つに特化した技術はこれまでにもありましたが、両者を兼ね備えた技術は珍しく、それゆえに注目されました。
暗号資産のブロックチェーンにはサイズの上限があり、これを超える取引が発生すると送金遅れや手数料の口頭が発生します。スケーラビリティを向上させると、暗号資産共通の問題である送金遅れや手数料の高騰が起きづらくなるとされています。
アドレスも送金量も記録しない
BEAMは送金時にアドレスを必要としません。ユーザーが保有するウォレット内に存在する文字列(アドレスではない)を使います。また、BEAMは送金量も公開しません。
アドレスを使わず、送金量も公開しないため、個々の取引データのサイズは小さくなり、結果として取引量が増えてもブロックの容量が圧迫されにくくなり、スケーラビリティ問題も発生しにくいのです。
プレマインやICOは未実施
BEAMはプレマインやICOをしない代わりに、マイナー報酬のうち45%がチームやアドバイザーへの報酬となり、それにより運営がされています。マイナー報酬は最初は1ブロックにつき80BEAMですが、2年目から5年目は40BEAM,6年目から9年目は25BEAMとなります。それ以降は、4年立つたびに半減期が訪れます。133年目で新規発行がストップします。徐々に新規発行量が減るという点ではビットコインと同じです。
BEAMの将来性
BEAMの将来性は、現時点では乏しいと考えています。匿名通貨はDASHをはじめとする先行資産が市場の大半を締めていますし、そもそも匿名通貨自体が規制対象となる可能性も高いからです。
暗号資産としては優秀なのですが、仮に投資するとしても少額にとどめることをおすすめします。
BEAMが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場される見通しは立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、気になる方はそちらで購入するといいでしょう。
BEAMが購入できる海外の取引所一覧
- Hotbit
- Bkex
- QBTC