ATMSの特徴や主な使い道と今後の将来性について解説

ATMSの特徴や将来性について解説

ATMSの概要

通貨名称 ATMS(Atmos)
最大発行数 1億1000万円
公開日 2017年3月
公式サイト https://novusphere.io/
ホワイトペーパー https://docs.google.com/document/d/e/2PACX-1vSBdM9mqS8QYrv50mqXP7tYdDhl9EcXdr8UnunqGOr43m_9Ka4cOdZRBV6eMllnBAipP_L3kTm0kzKV/pub

ATMSの特徴や目指しているもの

ATMSは、Novusphereというブロックチェーン上で使用される仮想通貨です。Novusphereは適切かつ安全にファイルを管理するための分散型ファイル管理システムであり、何かと欠点が多い従来の中央集権型ファイル管理システムに取って代わる可能性を秘めています。

従来の中央集権型ファイル管理システムの特徴と問題点

現状、我々は重要なファイル・データの管理の多くを、中央集権型ファイル管理システムに依存しています。中央集権型ファイル管理システムとは、例えば、Google DriveやOne Driveなどのオンラインストレージ、TwitterやFacebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトなどのことです。我々は普段こうしたサービスに自分の重要なデータを「預けて」いるわけです。

こうしたサービスでは、預けたファイル・データは運営者のサーバにまとめられ、運用されています。このような運用方法は処理速度が早いというメリットがある一方で、デメリットも少なくありません。

その中でも特に重大なのが、検閲ハッキングです。検閲とは簡単に言えば、運営者が利用者の預けたファイル・データを監視することです。こうした行為については予め利用規約で触れられていますが、検閲されるのが嫌だからこうしたサービスを使わないというのは現実的には難しいです。結果として、多くのユーザーは不満を持ちつつもこうしたサービスを使っているわけです。

ハッキングは利用者でも運営者でもない攻撃者がファイル・データを盗み見る、盗む行為のことです。

中央集権型ファイルシステムでは前述の通り、ファイル・データは運営者のサーバにまとめられていますが、これは悪意あるものからの攻撃に対して脆弱です。攻撃者から見た場合、どこを攻撃すればいいのかが丸わかりだからです。実際、こうしたサービスではハッキングが少なからず起こっています。

運営者もあれこれとハッキングを防ぐための策を講じていますが、どれも不十分なものです。2017年4月にはYouTubeで4000以上のアカウントがハッキングされています。大企業といえどもハッキングを完全に防げるわけではないのです。

また、ハッキング対策には多額の費用がかかります。そうした費用は利用料金に上乗せされます。中央集権型ファイル管理システムは便利であっても、不安定で高額なサービスであると言わざるを得ません。

Novusphereはこうしたサービスに取って代わる可能性を秘めた、より安全で安価なファイル管理システムであり、そこで使われるのがATMSです。

NovusphereはIPFSを利用した分散型ファイル管理システム

Novusphereは、IPFSという仕組みを利用した分散型ファイル管理システムです。従来の中央集権型ファイル管理システムと違い、運営者が存在しないことが大きなポイントです。

IPFSはInterPlanetary File System(惑星間ファイルシステム)の略であり、テキストや画像、文書といった様々なファイルを分散保存するための技術です。安全でオープンなシステムであり、公式は「HTTPに取って代わり、私達全てにとってより優秀なウェブを作る」ことを公言しています。

こうした分散型ファイル管理システムでは、サーバではなく、P2Pネットワークで繋がったコンピュータ(ノード)間でファイルを共有します。アップロードされたファイルは暗号化されるため、他人に勝手にファイルを盗み見られる心配はありません。暗号化されたファイルはさらに断片化され、各ノードに分散保存されます。

分散型ファイル管理システムは検閲されず、ハッキングもされにくい

分散型ファイル管理システムには前述の通り、運営者がいません。運営者がいないため、彼らによる検閲は行われず、その分の費用が上乗せされることもありません。

中央に当たる部分も存在しないため、ハッキングもされづらいです。ハッカーがこのシステムを停止させたいと考えた場合、複数の攻撃をしなければなりません。これはサーバをダウンさせるよりも遥かに困難なことです。サーバに負荷がかかることもないため、利用者数の増加によるサーバーダウンも起こりません。利用者から見た場合はいい事ずくめです。

ファイルは簡単に検索できる

アップロードしたファイルは簡単に検索できます。この辺の使い勝手は中央集権型ファイル管理システムと同じです。安全性を重視している分、利便性が下がってしまうと言ったようなことはありません。むしろ前述の通り、サーバーダウンがないため利便性にも優れていると言えます。

ATMSの使い道

ATMSはNovusphere上で使われる仮想通貨です。サービス利用料やマイナーに対する報酬支払の手段として使われます。

コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロック生成(取引台帳への記帳)に関するルールです。NovusphereはコンセンサスアルゴリズムにPoS(Proof of Stake)を採用しています。

分散型のブロックチェーンではネットワーク上の誰かがブロック生成を行いますが、その誰かの選び方についてまとめたものがコンセンサスアルゴリズムです。

最も有名なコンセンサスアルゴリズムはPoW(Proof of Work)です。これは最も計算を早くとき終えたコンピュータ保有者に対してブロック生成の権利+報酬を受け取る権利を与えるというもので、ビットコインを筆頭に多くの仮想通貨で採用されています。ハッキングを効率的に防げる半面、消費電力量が非常に多く、計算能力の高いコンピュータでないとまともに競争に参加できないという欠点もあります。

一方、PoSは計算ではなく、コインの保有量によってブロック生成の権利+報酬を受け取る権利を割り振ります。コインの保有量が多い人には高頻度で、少ない人には低頻度で権利を与えます。必然的に、コインの保有量が多い人ほど、より多くの報酬を受け取ります。

この仕組は計算競争が生まれないので消費電力量が少なく、計算能力が低いコンピュータでも報酬が受け取れるのが長所です。

報酬の受け取り方は簡単で、ネットワークに接続し、ウォレットにATMSを保存するだけです。面倒な設定や計算などはありません。

ウォレットはマルチシグネチャ対応

公式が提供しているウォレットは、マルチシグネチャに対応しています。マルチシグネチャとは、1つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てることです。マルチシグネチャでないウォレットよりも遥かに安全性が高く、しかも利便性はほぼ変わりません。非常に使いやすいので、ATMS保存する際には必須と言えるでしょう。

筆者が考えるATMSの今後の将来性

現時点では、ある程度の将来性はあると考えています。いろいろと欠点が多い中央集権型ファイル管理システムに潜在的な不満を持つ人は少なくないでしょうし、Novusphereの仕組み自体も良くできています。

ただ、ブロックチェーンと分散型ファイル管理システムのプロジェクトは他にも多数あり(StorjやSiaなど)、これらのプロジェクトとの競合はこのままでは避けられないでしょう。現時点ではどれが抜き出ているということは特にないので、これからの開発次第ということになります。

ATMSが日本に上場する可能性

現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される可能性は立っていません。すでに複数の海外取引所に上場されていますので、早めに仕込んでおきたいという方はそちらを利用するといいでしょう。

ATMSが購入できる海外の取引所一覧

  • Mercatoc
  • HitBTC
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