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APX(エーピーエックス)の概要
通貨名称 | APX(エーピーエックス) |
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最大発行数 | 80万3000枚 |
公開日 | 2017年3月 |
公式サイト | https://apxv.org |
ホワイトペーパー | – |
APXの特徴や目指しているもの
APXは、ICOで集めた資金を元に資産運用をすることで、利益を投資家に還元するプロジェクト「APX Ventures」上で使用されるイーサリアムベースのトークンです。APX Venturesの運営は調達した資金をもとに仮想通貨の運用、及びマイニングを行い、その利益をもとにAPXの買い戻しを行います。
APX VenturesとAPXの仕組み
APX Venturesは、APXの購入を通じて、仮想通貨への分散投資を達成する資産運用システムです。
APX Venturesの運用チームは、投資家にAPXを販売して資金を集め、その資金をもとに仮想通貨の運用とマイニングを行います。投資判断(どの銘柄をいつどれだけ買い、あるいはうるか)はAPX Ventures側がするので、投資家は何もする必要はありません。
APX Venturesでは運用益が出たら、市場を通じてAPXを買い戻します。買い戻したAPXは焼却(バーン)します。バーンが行われると市場に流通しているAPXの量は減少するため、供給が減って価格が上昇します。価格が上昇すれば、最初にAPXを購入した投資家は利益を得られます。
2018年第1四半期レポートでは、約187.42BTC(≒1億4000万円)あまりの運用益が確保され、約5万APXが買い戻しを経てバーンされています。すでに実際に運用が開始されていて、ある程度の結果を出しているのは非常に素晴らしいことです。
レーティングプラットフォーム「CryptoReview」で仮想通貨情報を配信
APX Venturesの特徴的な機能に、CryptoReviewがあります。これは投資家に対して適切な仮想通貨に関する情報を配信するためのプラットフォームです。CryptoReview上では仮想通貨の起源、特徴、用途、潜在するリスクなの、投資判断には欠かせない情報が提供されます。
開発者や取引所、サービスプロバイダーなどとも連携して、適切な情報を配信します。ユーザー同士の対話の場も設けられる見通しで、掲載された情報に関する意見交換や議論もできます。公式サイトによれば、2018年第二四半期中に、CryptoReviewのベータ版が公開される予定です。
APXの将来性
現時点ではそれなりの将来性があると考えています。仮想通貨でも分散投資のニーズは確実に存在していますが、それに答えられるサービスは今まで存在していませんでした。それに答えたというだけでも、APXには大いに価値があります。
また、CryptoReviewも有益なサービスです。仮想通貨に関する正確な情報を集める、というのは、多くの仮想通貨投資家にとって重要なことです。
一方で、2018年1月に、Bittrexでの上場が廃止されているのも懸念点です。これ以降、APXの取引高は大幅に減少し、時価総額は明確に停滞気味です。プロジェクト的には優秀であるため、大手取引所への上場に期待したいところです。
APXが日本に上場する可能性
現時点で日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。海外の取引所に上場されていますので、そちらを利用しましょう。