AMBの特徴や将来性、AMBが購入できるおすすめの取引所

Ambrosusの今後の将来性

AMB(Ambrosus/アンブロサス)の概要

通貨名称 AMB(Ambrosus/アンブロサス)
最大発行数 3億6,100万
公開日 2017年10月24日
公式サイト https://ambrosus.com/
ホワイトペーパー https://ambrosus.com/assets/Ambrosus-White-Paper-V8-1.pdf

AMBの特徴や目指しているもの

AMBは、「食品・医薬品の販売経路・成分の透明化を図り、消費者に安心を与える」ことを目的とする暗号通貨です。公式サイトで「食品と医薬品の品質」をうたい、イーサリアム(ETH)をベースに開発が進む暗号通貨です。

食品や医薬品は直接体内に入れるものであり、その安全性に関心を持つ人は少なくありません。野菜や食肉の産地や乳製品の製造年月日のように、記載されている情報が多いほど消費者は安心します。医薬品でも、詳細な情報にアクセスできるほうが安心できるのは同じです。

AMBはブロックチェーンの特徴である「透明性」を生かして、食品と医薬品を安全なものであると消費者に伝えるという画期的な暗号通貨を目指しています。

》ブロックチェーンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

食品業界と暗号資産技術の関係

縁遠いように思える食品業界と暗号資産技術ですが、意外なところで利便性の向上に大きく貢献します。

サプライチェーン

サプライチェーンとは、製品やサービスが原料から消費者の手に届くまでの工程のことです。AMBはすべての商品の流通、工程、品質を高度な技術により完全にコントロールするサプライチェーン2.0と呼ばれるシステムをもちいて、サプライチェーンの可視化を実現しようとしています。

この技術が普及すれば、消費者は安心して商品を購入できるようになる一方、生産者はデタラメな商品を売ることはできないので、生産者のモラル向上や商品の品質改善にも期待できます。

センサーシステム

AMBは商品ごとに重複しないタグを取り付けてリアルタイムで監視することで、製品の保存や販売に問題がないかをチェックします。データ改ざんや故意の商品破損といった悪質な行為を防止にもつながるので、犯罪予防にも一役買っているのです。

収集されたデータは蓄積・分析のうえ、品質向上や問題解決に利用されます。さらに、保存状態を記録することで、目視では分からない食品の痛みや破損状態を知ることもできるようになり、食中毒などの事故を防ぐことも可能です。

個別にタグをつけて監視できることは、一昔前までは現実的でないと思われていましたが、ブロックチェーン技術により、実用化も間近と考えられています。

ブロックチェーンプロトコル

AMBが目指しているサプライチェーンを実現するためには、拡張性がある柔軟なプロトコルが必要であり、それを実現しているのがスマートコントラクトです。前述の通り、Ambrosusでは商品ごとにタグをつけてセンサーで監視しているので、問題点を即時解消できるだけでなく、価格変更も効率化できます。

たとえば、期限間近の食品や季節外れの製品は価格を安く設定したり、風邪の流行時期には風邪薬の価格を引き上げるといったことが可能になるかもしれません。

直取引

AMBではスマートコントラクトを利用することで、生産者と消費者が直接取引することが可能になります。通常の流通では間に仲介業者が入ることが一般的です。そのため原価に対し、仲介業者が儲けを上乗せしていくので、消費者が払う金額が高くなってしまうのが通常の流通です。

スマートコントラクトを利用することで、無駄な仲介料を払わなくて済むことは消費者にとって大きなメリットの一つ。また、消費者が生産者を選べるという点も消費者側のアドバンテージです。

分散型汎用性

分散型汎用性とは、異なる端末からアクセスしても一貫して同じ情報を利用できるという考えかたです。商品を購入するときにスマホで詳細な情報を確認できることは、もはや当たり前。AMBを導入することで、食品や医薬品も分散型汎用性に対応するのです。

AMBトークンの使い道

AMBのトークンであるAmbrosusはシステム全体を維持・運営するために使われます。一消費者としては、トークンを所持しておけばよく、トークンを利用して何かしなければならない、ということはなさそうです。

AMBに出資している企業

さまざまな企業が協賛・サポートしていますが、注目すべきは、国連が協賛団体に加わっていることです。食や医薬品の安全に関わるAMBに国連が注目しているということは、特筆すべきことではないでしょうか。

そのほかには、スイス連邦工科大学(EPFL)やエンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)、日本からはトヨタやKDDIも参加しています。

筆者が考えるAIONの今後の将来性

食や医薬品の安全というテーマが普遍的であることや協賛団体に国連が名前を連ねていることにより、大きなニーズはあるでしょう。日本でも集団食中毒はまだまだありますし、食品偽造問題も話題になりました。食品は人間が生きていく上でなくてはならないものです。市場規模も大きく、将来有望な通貨です。

しかし、競合の存在も無視できません。食品偽造を防止する「WaBi」や、食の安全を守る「CBT」といった通貨も魅力的です。食はニーズが大きい分野なので、更なる類似通貨の登場も考えられます。

価格の変動をみると今までも大きな盛り上がりもなく、2018年3月時点で50円前後を行ったり来たりしています。

ロードマップ(計画表)によると2020年春には本格的にリリースされる様子。スケジュールがとてもこまかく記載されています。技術力の高さ、計画性の確かさを感じますが、前述の理由により安易に「買い」とは言えないので、しばらくは様子を見たほうがいいと思います。

AMBが日本に上場する可能性

いまのところ、AMBが日本の取引所に上場するという情報はありません。暗号通貨全体の中でも140位あたりなので、日本でもそれほど注目されている感じではありません。バイナンスなど海外の取引所で購入しましょう。

AMBが購入できる海外の取引所一覧

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