仮想通貨ADXとは? 今後の将来性と特徴を解説

ADXの今後の将来性

ADX(アデックス)の概要

通貨名称 ADX(AdEx)
最大発行数 1億枚
公開日 2017年6月13日
公式サイト https://www.adex.network/
ホワイトペーパー https://www.adex.network/adex/AdEx-Whitepaper-v1.4.pdf

ADXの特徴や目指しているもの

ADX(AdEx/アデックス)はイーサリアムのブロックチェーンとスマートコントラクトを元に構築された、分散型の広告ネットワークです。より簡単に言えば、従来のウェブ広告が抱えている問題点を解決するために作られたツールです。広告主はもちろん、広告を掲載するメディア、さらには広告を視る各消費者にも大きなメリットをもたらす可能性を秘めており、時価総額ランキングは100位にも届かないにもかかわらず、注目を集めています。

ウェブ広告市場の将来性と問題点

ウェブ広告市場は、インターネットに接続できる人口や接続時間の増加に伴い、今後も順調な成長が見込まれています。イギリスの調査会社Zenithの調査によれば、2017年の全世界でのウェブ広告費の合計額は前年比13%増の2050億ドルになる見通しで、テレビの1920億ドルを抜くとのことです。ウェブ広告はテレビや新聞の広告と比べて低価格での出稿が可能なうえ、費用対効果もわかりやすく、今後も成長を続ける分野であることはまず間違いありません。

一方で、現状のウェブ広告には問題点も少なくありません。その中でも特に大きいのが、メディアのPV至上主義と、それに伴うメディアの質の低下です。

ウェブ広告を掲載するメディアは通常、広告が表示されたり、クリックされたり、あるいはクリック先のウェブサイトで読者が商品を購入したりするたびに報酬を受け取ります。必然的に、報酬を増やすためにはPV(ウェブサイトの閲覧回数)が必要になります。

この仕組みのもとでは、メディア運営側は「正しいが人目を引かないこと」よりも「センセーショナルで面白いこと」を優先させるようになるため、メディアの質は低下します。メディアの質の低下は、テレビや新聞だけの問題ではないのです。

また、広告の内容に問題があることも少なくありません。ウェブ広告の中には、そもそも詐欺的なものも少なくありません。詐欺だと明確に言い切れないのがまた問題であり、これが規制を難しくしています。また、自分の興味がない(あるいは見るだけで不愉快になるような)広告が表示されることもしばしばあるなど、消費者にとっても弊害が多いものとなりつつあります。

こうした不快な広告を消すためのアドオン(ウェブブラウザに追加できる小さなプログラム)もあるのですが、適切な広告まで消してしまえば健全なメディアまでが報酬を受け取れなくなってしまいますし、密かにウェブサイト側が広告ブロック対策を行っている可能性も否定できません。

ADXは広告市場を健全にする?

このように、現状では問題点も多いウェブ広告業界をより健全なものにするかもしれないのがAdExというプラットフォームです。アデックスは簡単に言えば、分散型のアドエクスチェンジです。

アドエクスチェンジとは、いろいろな媒体、あるいはアドネットワーク(広告配信のネットワーク)の広告掲載枠を取引できる仕組みです。この仕組のもとでは優良なメディアに優良な広告が割り当てられるようになるため、メディアの品質向上が期待できます。

アドエクスチェンジにはGoogleが運営する「Double Click AdExchange」や、マイクロソフト社が運営する「Microsoft Advertising Exchange」などがありますが、これを中央集権ではなく、分散型で実施してしまおうというのがアデックスです。

アデックスでは、従来の中央集権型のアドエクスチェンジと比べて、より効率的に広告主とメディアをマッチングすることによって、両者の満足度を高めます。メディアにマッチした広告を表示することは、ユーザーの満足度向上にもつながります。

ADXのプラットフォームはイーサリアムからネオへ

アデックス(ADX)はもともとはイーサリアム(ETH)のプラットフォーム上で開発されたものでしたが、今後ネオ(NEO)のスマートコントラクトシステムに移植することが公式の開発チームから公表されています。ネオは中国版イーサリアムとも呼ばれるプラットフォームで、その優れた性能と将来性の高さから、最近は常に時価総額ランキングトップ10位以内に入っています。ネオにとってアデックスは初めての分散アプリケーションの一つであり、ネットワーク効率のさらなる向上が期待されます。

筆者が考えるADXの今後の将来性

ADXは2018年2月に最初の広告プラットフォームをリリースする予定であり、このシステムの完成度が将来性を大きく左右するものと見られます。

このシステムが正常に動作すれば今後さらに価格は上がるでしょうし、重大な欠陥が発見されればしばらくは低迷せざるを得ないでしょう。ただ、仮に短期的に価格が下がっても、ネット広告市場自体は膨張する一方なので、長い目で見ればそれなりの将来性はあるといえます。

ADXが日本に上場する可能性

ADXが日本の仮想通貨取引所に上場されることは、少なくともまだしばらくはないと考えられます。ADXは比較的将来有望とは言え、時価総額ランキングでは170位前後とまだまだこれからの仮想通貨です。

日本の仮想通貨取引所は国産の仮想通貨、及び現時点で時価総額がかなり高い仮想通貨をメインに扱うため、なるべく早く買いたいという方には、海外の取引所の利用をおすすめします。

ADXが購入できる海外の取引所一覧

  • バイナンス
  • Bittrex
  • Liqui
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