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AC(Asiacoin/アジアコイン)の概要
通貨名称 | AC(Asiacoin/アジアコイン) |
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最大発行数 | 3億6000万枚 |
公開日 | 2014年4月 |
公式サイト | http://www.thecoin.asia/ |
ホワイトペーパー | – |
ACの特徴や目指しているもの
ACは、アジア圏で使われることを目的として開発された暗号資産です。アジアは世界人口の半数以上を抱え、経済成長著しい国も多い、多大な可能性を秘めた地域です。成長期待の大きいアジア圏内の決済手段として普及すれば、その価値は果てしなく高まっていくことでしょう。
ACの仕組み
ACはビットコインをそのまま正当進化させたような設計になっています。発行枚数はビットコインの約17倍にあたる3億6000万枚、ブロック生成時間はビットコインの10分の1の60秒であり、全体的にビットコインよりも日常的な決済に向いた手段であると言えます。
ゼロプレマインで高度な分散化
ACは暗号資産としては珍しく、暗号資産の一般公開前に、開発者や関係者による一定量のマイニング(プレマイン)を一切行っていません。
プレマインの規模が大きくなりすぎると一般マイナーや利用者に不利になるため、何かと批判の対象になりがちです。実際、ごく限られた人が多量の暗号資産を保有するのは、分散を良しとするブロックチェーンの理念と反していますし、望ましいことではありません。
ACはゼロプレマイン、すなわちプレマインを一切行わないことで、一般マイナーや利用者にも十分な機会を与えています。
コンセンサスアルゴリズムはPoWとPoSの併用
ACはコンセンサスアルゴリズムにProof of Work(PoW)とProof of Stake(PoS)の2つを採用しています。
コンセンサスアルゴリズムでは最もメジャーなPoWは、最も早く計算を解き終えた人に対して記帳の権利と報酬が与えられます。一方、PoSは暗号資産の保有量に応じて記帳の権利と報酬が割り振られます。どちらも一長一短な仕組みですが、ACはその両方を採用することによってリスクを分散しています。
PoSは通貨保有量に応じて報酬が与えられるので、保有している通貨に利率に応じた利子がつく仕組みである、ともいえます。ACの利率は最初の1年間は100%、その後は2%です。
ACの将来性
ACの将来性は、現時点では期待できないと考えています。開発状況がまったくもって不明だからです。公式サイトはすでに停止していますし、公式Twitterも3年以上停止しています。断言はできませんが、おそらくすでに開発は中止になっているのではないかと思われます。
ACが日本に上場する可能性
現時点では、日本の暗号資産取引所に上場する見通しは立っていません。すでに海外の暗号資産取引所に上場していますので、気になるという場合はそちらを通じて買うといいでしょう。