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ABY(ArtByte/アートバイト)の概要
通貨名称 | ABY(ArtByte/アートバイト) |
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最大発行数 | 10億枚 |
公開日 | 2014年5月 |
公式サイト | https://www.artbyte.me/ |
ホワイトペーパー | https://www.artbyte.me/wp-content/uploads/2018/03/ArtByte_Presentation_2018.pdf |
ABYの特徴や目指しているもの
ABYは、アーティスト支援を目的に作られた仮想通貨です。アーティストはアートバイトの公式サイトを通じて自身の作品を宣伝・販売し、またファンからABYによる寄付を受け取ることができます。ファンの立場から見た場合は、アーティストのパトロンになるための仮想通貨であると言えます。
ABYの仕組み
ABYの仕組み自体は、仮想通貨の代表格であるビットコインと大きく変わりません。ビットコインよりもABYの発行枚数が多く、送金スピードは速いですが、スマートコントラクトのような特殊な機能が搭載されているわけではないので、あくまでも決済手段一つと考えたほうが良いでしょう。
ビットコインは高度に分散化されており、明確な運営者は存在しないのに対して、ABYはアートバイト財団という運営者が存在しています。ABYもP2P形式で直接やり取りできますが、分散度合いだけを見れば、ビットコインに比べて劣っていると言えます。
ただし、ABYはこの運営が提供するサービスこそが、真の価値であると言っても過言ではありません。
アーティストへの寄付
アートバイト財団が提供するサービスの中でも最も特徴的なものが、アーティストへの寄付です。アーティストのファンは、アートバイト財団の公式サイトを通じて、アーティストに対する資金援助ができます。
公式サイトには様々なアーティストの作品、公式Webサイト、ABYの受け取りアドレスなどが掲載されており、ファンはその中から自分が支援したいアーティストを選べます。送金しても対価が発生しない、純粋な寄付行為となります。
作品の売買・宣伝
アーティストは前述の公式サイトで自分の作品を販売できます。その支払手段としてABYが使われます。作品販売プラットフォームという点ではすでにAmazon MusicやiTunes storeなどが存在していますが、これらのサービスと違い、アートバイト財団のサービスはすべて無料で利用できます。
また、アートバイト財団は、定期的にアーティストを露出させるためのイベントを開催しています。アーティストは各種イベントに無料で参加し、作品の宣伝・販売を行うことができます。もちろん、イベントへの参加は強制ではなく任意です。
ソーシャルメディアによる宣伝
アートバイト財団は、twitterやFacebookなどのSNSを通じて積極的な工法を行っています。Twitterのフォロワー数は1万7000前後とそこまで多いわけではありませんが、Facebookには10万以上のいいねがついています。アートバイト財団のサービスを利用する人が増えれば増えるほどABYの価値は上昇します。
ABYの将来性
現時点ではそれなりに有望と考えています。生活が不安定になりやすいアーティストにとって、無料で自分の作品を宣伝できて、寄付を受け取れる仕組みは非常に心強い存在です。
また、現時点では同じ領域で競争する競合サービスが存在しないのも魅力と言えるでしょう。
ABYが日本に上場する可能性
現時点では日本の仮想通貨取引所に上場する見通しは立っていません。すでに複数の海外の仮想通貨取引所に上場しているので、早めに仕込んで置きたいという場合はそちらを利用しましょう。